◆ さらに「トランプ・トレード」が蒸し返され… - “155円後半”へ
昨日は「トリプル・レッド(米大統領・上下院共に米共和党)確定」と報じられたことで、あらためて「トランプ・トレード」が蒸し返されました。
このため注目の「米CPI」は“概ね予想通り(+2.6%/コア+3.3%)”となり、「米インフレ再加速」は確認されなかったものの、米10年債利回りは“上昇(→4.46%)”しています。
こうして一時“154.341円”へと値を落としたドル円でしたが、“心理的な節目(155.00円)”を突破すると、そのまま“155.621円”まで上値を伸ばすに至っています。
◆ 突破すると“ストップロス”も絡みかねないが…? - “7/24高値”
テクニカル的に見ると、“156円台”は主だった上値メドが見当たらず、いわゆる「真空地帯」となります。
このため“7/24高値(155.988円)”を上回るようなことがあると、“ストップロス”を絡めないとも限らない点には注意が必要といえます。
ただ「円安けん制発言」は見られず、政府・日銀は“無反応”に徹しました。
この“無反応”は不気味といわざるを得ませんので、仮にそうなったとしても「一段のトーンアップ」あるいは「実弾介入」が実施される可能性は高まったと見るのが自然です。
少なくともそうした思惑が台頭している以上、“仕掛け的な動き”もおっかなびっくりしたものにならざるを得ない…?
“ストップロス”は警戒し続けなければなりませんが、この思惑が“一定の上値抑制”として機能する展開を、本日は想定しておきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
157.862(7/19高値)
157.618(7/22高値)
157.225(ピボットハイブレイクアウト)
上値5:157.097(7/23高値)
上値4:157.000(大台)
上値3:156.423(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:155.988(7/24高値、+2σ、ピボット1stレジスタンス、大台)
上値1:155.621(11/13高値)
前営業日終値:155.467
下値1:155.000(大台)
下値2:154.779(11/8~11/13の23.6%押し、ピボット1stサポート)
下値3:154.341(11/13安値、+1σ)
下値4:154.291(11/8~11/13の38.2%押し)
下値5:154.000(大台)
153.880(11/8~11/13の50%押し、ピボット2ndサポート)
153.595(日足・一目均衡表転換線)
153.410(11/12安値、11/8~11/13の61.8%押し、ピボットローブレイクアウト)
153.000(大台、11/8~11/13の76.4%押し)
152.860(週足・一目均衡表先行スパン上限)
152.849(20日移動平均線)
152.616(11/11安値)
《10:50》
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