SANKYO、通期業績予想に対し順調に進捗 パチスロ機関連事業は好調な新規タイトル、複数の増産タイトルにより大幅増

投稿:2024/11/11 19:00

業績ハイライト

髙橋博史氏:専務執行役員の髙橋です。私から2025年3月期第2四半期の決算概要をご説明します。

まず、業績ハイライトです。2025年3月期第2四半期の業績は、前年同期比で減収減益となりました。事業別では、パチンコ機関連事業は減収減益でしたが、パチスロ機関連事業は新規タイトルの好調な販売に加え、複数の増産タイトルが寄与し、大幅な増収増益を達成しました。

第2四半期決算サマリー

当第2四半期の振り返りです。パチンコ市場においては、ラッキートリガーを搭載したヒット機種の登場や、ゲーム性が拡充されたスマートパチンコが登場してきており、復調の兆しがあります。

また、パチスロ市場においては、安定した稼働・販売状況を維持しました。

このような状況の中、当社グループにおいては、パチンコ機販売台数が新規タイトル3タイトルに留まったことに加え、前年同期のヒット機種の反動もあり、前年同期比で減少となりましたが、パチスロ機は新規タイトルのヒットに加え、複数の当社グループ商品がロングラン稼働を継続しており、それら商品を増産するなど好調な販売となっています。

第2四半期決算サマリー

実績サマリーです。後ほど売上高、営業利益、主な費用項目に分けてご説明します。

2025年3月期業績予想に対する進捗

業績予想に対する第2四半期までの進捗状況についてご説明します。売上・利益面においては、パチスロ機関連事業において、人気機種の増産を中心として、販売台数・販売単価ともに堅調に推移したことなどから、計画に対し順調に進捗しています。

また、パチンコ機販売台数については、計画に対し進捗率は低いものの、おおむね計画どおり進捗しており、下期は新規6タイトルを投入し、販売台数を積み上げていきます。

一方、パチスロ機販売台数については、新規タイトルが順調に販売台数を伸ばしたことに加えて、複数の増産タイトルもあり、高い進捗率となっています。

売上高の増減要因

連結売上高の増減要因内訳については、スライドのとおりです。

営業利益の増減要因

連結営業利益の増減要因です。パチンコ機関連事業の減益幅が大きく、パチスロ機関連事業の利益は大幅に伸びましたが、トータルでは減益となりました。

費用構成

費用構成です。販管費が約11億円減少となっていますが、Bistyブランドのパチンコ機販売台数の減少により、販売手数料が減少したことが主な要因となっています。

B/Sサマリー

連結貸借対照表です。2024年3月末との比較で、資産合計は約204億円の増加、負債合計は約56億円の増加、純資産合計は中間純利益の加算により増加となりました。自己資本比率は前期末比で0.8ポイント減少し、84.7パーセントとなっています。

パチンコ機関連事業

事業の概況についてご説明します。まずはパチンコ機関連事業の売上高の増減要因です。今期上半期の新規タイトル数が前年同期比2タイトル減少の3タイトルに留まったことや、前年同期のヒット機種の反動により、減収となりました。

パチンコ機関連事業

パチンコ機の販売タイトルです。第2四半期までの新規タイトル数は3タイトルとなっています。

第3四半期以降は現時点で未公表の2タイトルを含め、計6タイトルの販売を予定しています。下半期はヒットシリーズのスマートパチンコを積極的に投入し、販売台数を積み上げていきます。

パチスロ機関連事業

パチスロ機関連事業の売上高の増減要因です。新規1タイトル当たりの販売台数の増加やロングラン機種の増産が寄与し、大幅な増収となっています。

パチスロ機関連事業

パチスロ機の販売タイトルです。第2四半期までに新規の3タイトルに加え、好調な稼働実績を残している3タイトルの増産に対応しています。第3四半期以降の新規タイトルは現時点で未公表の3タイトルを含め、計4タイトルを予定しています。

私からのご説明は以上です。

パチンコ市場

石原明彦氏:石原です。私からは業界環境・当社の取り組みについてご説明します。

まず、パチンコ市場の現況です。上半期の総販売台数は約43万台となりました。年間販売台数予測の80万台に対し順調に推移している一方、依然として稼働はパチスロに押されている状況が続いています。

しかしながら、7月からゲーム性が拡充されたスマートパチンコが登場し、ファン・パーラーの関心も高く、市場回復に向け明るい兆しが見え始めています。

下期にかけて、スマートパチンコの普及も本格化していくと見ており、スマートパチンコのヒット機種の登場・普及がパチンコ市場の活性化につながるものと期待しています。

パチスロ市場

パチスロ市場の現況です。上半期の総販売台数は約36万台となりました。販売台数は前年実績を下回っているものの、スマートパチスロを中心に継続的にヒット機種が登場しており、稼働は堅調に推移しました。下半期においても、引き続き安定した市場環境を見込んでいます。

当社のパチンコ・パチスロ市場における取り組み

このような環境下での、当社のパチンコ・パチスロ市場における取り組みです。上半期はパチスロにおいて好調な稼働実績を残している複数のタイトルの増産とともに、新規タイトルでもヒット機種を創出することができました。

また、パチンコでは、スマートパチンコの「eフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン 再来-白き一角獣と黒き獅子-」が、ラッキートリガーと「超デカSTART」を搭載した特徴的なゲーム性で人気を獲得しました。

下半期では、パチンコにおいてヒットシリーズのスマートパチンコを相次いで投入し、パチンコ市場活性化につなげていきます。また、パチスロにおいては上半期の勢いをそのままに、スマートパチスロを積極的に投入し、販売台数およびブランド力の向上を目指していきます。

これらの取り組みにより、パチンコ市場では3期連続のトップシェアを獲得し、パチスロ市場ではトップグループ仲間入りを目指していきます。

以上で、私からの説明を終わります。ご清聴ありがとうございました。

配信元: ログミーファイナンス

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