京王、今期経常を21％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も30円増額

　京王電鉄 <9008> [東証Ｐ] が11月6日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比32.3％増の312億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の443億円→536億円(前期は434億円)に21.0％上方修正し、増益率が1.9％増→23.3％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比12.5％増の223億円に伸びる計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の70円→100円(前期は52.5円)に大幅増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比23.9％増の141億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の12.5％→13.6％に上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　通期連結業績予想については、不動産販売業において販売戸数が増加する見込みとなったことに加え、ホテル業における客室単価上昇による売上高の増加などにより、営業収益、営業利益、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益は前回公表した業績予想を上回る見込みとなりました。

　当社は、将来の事業展開と経営環境の変化に備えた経営基盤の強化に必要な内部留保を充実させながら、業績等を勘案し、株主の皆様への利益還元をはかっていくことを基本方針としております。2025 年３月期通期連結業績予想の上方修正等を踏まえ、中間配当金は、前回予想の１株当たり 35 円から 15 円増配の１株当たり 50 円といたしました。また、期末配当予想については、前回予想の１株当たり 35 円から 15 円増配の１株当たり 50 円に修正いたします。この結果、2025 年３月期の年間配当金は、前回予想の１株当たり 70 円から 30 円増配の１株当たり100 円（前期実績の１株当たり 52 円 50 銭から 47 円 50 銭増配）を予定しております。