【新製品】消費電力を最大70%低減  低温恒温(恒湿)器プラチナスJシリーズ ECOタイプを発売

配信元:PR TIMES
投稿:2024/11/01 18:48
低GWP冷媒「R-449A」標準搭載により温室効果ガス排出量の削減に貢献

エスペック株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役 執行役員社長:荒田知)は、環境試験器のグローバルスタンダードモデルである恒温(恒湿)器「プラチナスJシリーズ」に、新たに消費電力を最大70%低減したECOタイプ6器種を2024年11月より発売開始しました。

カーボンニュートラルの実現に向けて国内外で規制が厳しくなる中、お客様のサプライチェーン全体における温室効果ガス排出量の削減への要望が高まっています。加えて、国内においてフロン排出抑制法※1による規制が設けられるなど地球温暖化係数(GWP)※2の低い冷媒への転換が求められています。
今回発売する低温恒温(恒湿)器プラチナスJシリーズ ECOタイプは当社独自の冷凍技術により-40℃等のマイナス温度域においても消費電力を低減しています。特に電池(セル、モジュール、パック電池)の充放電試験や電子部品・電子機器の性能評価試験等、低温での長期運転において高い省エネ効果を発揮します。これにより、現行モデルと比較して消費電力は最大70%低減※3できます。

さらに、地球温暖化係数の低い冷媒「R-449A」を標準搭載し、お客様のサプライチェーンにおける温室効果ガスの排出削減に貢献します。今回発売する製品は湿度制御有無と内容積3種類(225L、408L、800L)の計6器種です。
当社は環境試験器の世界トップメーカーとして、持続可能な社会の実現に向けて、これからも地球環境に配慮した製品・サービスの創出に取り組んでまいります。

低温恒温(恒湿)器プラチナスJシリーズ ECOタイプ

<特長>
1.当社独自の冷凍技術により消費電力を最大70%低減
新たに開発した省エネ冷凍システムを搭載し、-40℃等のマイナス温度域においても消費電力を低減します。現行モデルと比較して、定値運転時の消費電力を最大70%低減できます。
特に、電池(セル、モジュール、パック電池)の充放電試験や電子部品・電子機器の性能評価試験など定値の長期運転において高い省エネ効果を発揮します。



■低温恒温(恒湿)器プラチナスJシリーズ ECOタイプ省エネ率(プラチナスJシリーズと比較)



2.低GWP冷媒「R-449A」標準搭載
地球温暖化への影響が少ない低GWP冷媒「R-449A」を標準搭載します。「R-449A(GWP値1397)」は地球温暖化係数を従来「R-404A(GWP値3920)」より64%削減になります。「R-449A」はフロン排出抑制法で求められる基準(2025年までにGWP値1500以下)をクリアした冷媒です。

3.多様なニーズにも容易にカスタム対応
プラチナスJシリーズの特徴である豊富なオプションを多数取り揃え、製品内部にカスタマイズ用スペースをあらかじめ確保することでカスタマイズ容易性を大幅に向上させました。これにより、多様なニーズに迅速に対応可能です。

カスタム対応事例: 充放電安全仕様

4.国際規格対応
安全規格の機械安全、EMCに対応し、RoHS指令・圧力機器指令にも適合しています。
・ISO 12100: 機械の安全性
・IEC 60204-1: 機械の電気装置
・IEC 61000-6-2: 電磁両立性(EMC)
・EN 55011: 産業、科学、医療(ISM)用高周波機器
<仕様>






※1 フロン排出抑制法ポータルサイト:http://www.env.go.jp/earth/furon/index.html
※2 GWP(地球温暖化係数)はGlobal Warming Potentialの略。二酸化炭素を基準にして、ほかの温室効果ガスがどれだけ温暖化する能力があるかを表した数字のこと。値が小さいほど環境負荷が少ない。
※3 ECOタイプ(PL-4J-ECO)と現行モデル(PL-4J)の0℃運転時における消費電力量を比較


本リリースに関するお問い合わせ
エスペック株式会社 サステナビリティ推進部 IR・広報グループ
TEL:06-6358-4744 FAX:06-6358-4795 E-MAIL:ir-div@espec.jp
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