群栄化、今期経常を9％上方修正

　群栄化学工業 <4229> [東証Ｐ] が10月31日大引け後(15:00)に決算を発表。25年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比21.8％減の14.3億円に減った。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の23億円→25億円(前期は31.6億円)に8.7％上方修正し、減益率が27.3％減→20.9％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比19.7％減の10.6億円に減る計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比30.6％減の6.2億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の10.0％→7.2％に低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　 当社グループの2025年３月期第２四半期の業績につきましては、売上高は概ね前回発表予想並みとなりましたが、営業費用の減少や受取配当金などの営業外収益の増加により営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する中間純利益においては前回発表予想を上回りました。　 通期の業績予想につきましては、下期では中国市況の低迷や原材料価格の高騰の影響等を受けるものの、上期までの業績状況を勘案した結果、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、前回発表予想を上回る状況が想定されるため、通期の業績予想を修正いたします。　 なお、今回の業績予想の修正に伴う配当予想の変更はありません。　 (注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成しております。実際の業績等は、今後　　　　様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。