因果分析AI「causal analysis」を活用した明治大学とNECの共同研究が、「日本マーケティング学会 マーケティングジャーナル2024 奨励賞」を受賞

配信元:PR TIMES
投稿:2024/10/28 14:48
明治大学商学部の加藤拓巳専任講師と日本電気株式会社(以下、NEC)による共同研究が、「日本マーケティング学会 マーケティングジャーナル2024 奨励賞」を受賞し、2024年10月13日(日)に開催された「日本マーケティング学会 第13回マーケティングカンファレンス2024」(於:法政大学)で授賞式が行われました。本共同研究は、従業員を顧客と捉えるインターナルマーケティングの視点を拡張し、職場における広告の影響を明らかにしたものであり、「マーケティングジャーナル2024」に掲載されています。


■内容
・賞の名称:
 日本マーケティング学会 マーケティングジャーナル2024 奨励賞 (※注1)
・受賞論文:
 「消費者向け広告が従業員の転職意向に与える影響
  ― 日本の上場企業の正規従業員を対象とした調査に基づく実証 ―」
  https://www.jstage.jst.go.jp/article/marketing/43/4/43_2023.059/_article/-char/ja/
・著者:
 加藤 拓巳 (明治大学 商学部 専任講師) (※注2)
 池田 亮介 (NEC コーポレート事業開発部門 主任)
 小泉 昌紀 (NEC コーポレート事業開発部門 シニアプロフェッショナル)
日本マーケティング学会 第13回マーケティングカンファレンス2024での受賞の様子

■研究の概要
本研究は、NECの因果分析AI「causal analysis」を活用し、仕事満足度と転職意向に影響を与える要因を明らかにしました。具体的には、インターナルマーケティングにおいて議論されてきた9つの要因(能力獲得、賃金、ワークライフバランス、上司との信頼関係、人材の多様性、オフィス設備、社員食堂、先端技術、パーパス)に加えて、本研究の仮説である広告を含めた10要因を対象とし、その影響を究明しました。
本研究の結果は、仕事満足度と転職意向に影響を与える複雑な要因を理解する上で、重要な情報を提供します。また、人事政策や職場環境の改善に向けた示唆を与えることが期待されます。

■因果分析AI 「causal analysis」

causal analysisは、複雑な事象から因果関係を分析するNECのAIツールです。観測データから因子間の関係性の方向、強さを自動的に因果構造図として可視化することに強みを持ち、これまで仮説ベースで作成していた因果構造図を自動生成することにより、分析者の主観によらない因果関係の分析が可能となります。
https://jpn.nec.com/solution/causalanalysis/index.html

本論文に用いられたパーパス浸透、従業員、従業員満足度の分析のような人的資本領域の他、エシカル消費のような消費者の潜在ニーズ探索、競合企業分析、顧客満足度の分析などのマーケティング領域、及び住民の満足度やWell-Beingを向上させるため街づくりの領域にも、広く活用されています。
causal analysisの代表的な活用領域

NECはcausal analysis事業を通して、顧客や社会の深い理解に基づく最適なソリューションを提供することで、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。


※注1: 日本マーケティング学会 マーケティングジャーナル2024 奨励賞は、マーケティング分野で特に優れた研究を行った研究者に授与され、マーケティングジャーナルに掲載された論文の中から選出されるもので、学会のジャーナル編集委員会によるブラインド投票により審査されます。(学会賞 受賞一覧 https://www.j-mac.or.jp/prize/
※注2: 明治大学 加藤拓巳専任講師ホームページ https://takumi-kato.com/


<本件のお問い合わせ先>
NEC コーポレート事業開発部門
因果分析ソリューション事務局
E-Mail:causalanalysis_business@nca.jp.nec.com
配信元: PR TIMES

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