<注目銘柄>=オンワード、「WEGO」運営会社とのシナジーに期待
オンワードホールディングス<8016.T>は500円近辺で下値抵抗力を強めている。堅調な月次業績を示し続ければ、見直し買いを集めて戻りを試す展開となりそうだ。
同社は「23区」などを展開するアパレル大手。10月3日発表の25年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算は、売上高が前年同期比5.2%増の951億200万円、最終利益が同43.5%増の41億800万円だった。6~8月期は全国的に酷暑となるなかで機能性商品の販売が好調に推移し、08年2月期以来、17期ぶりに全段階利益で黒字を確保した。あわせて、商業施設などで若年層向け衣料の店舗「WEGO」を展開するウィゴーを9月に完全子会社化したことに伴って、通期の業績予想は売上高のみ100億円上積みした。アパレル業界全般に消費者の節約志向による販売へのマイナス影響が懸念されてはいるものの、9月までの既存店売上高は31カ月連続で前年同月を上回っている。
ウィゴーの子会社化による相乗効果の発現により、中期的な業績拡大の期待が膨らんだ状況にあるほか、PBR(株価純資産倍率)は1倍台を下回る水準。更に配当利回りは4.6%台に上る。月次でトップラインの堅調な伸びを示し続ければ、投資家の物色意欲が一段と高まり、株価の浮揚力が強まる可能性が高い。(碧)
出所:MINKABU PRESS
同社は「23区」などを展開するアパレル大手。10月3日発表の25年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算は、売上高が前年同期比5.2%増の951億200万円、最終利益が同43.5%増の41億800万円だった。6~8月期は全国的に酷暑となるなかで機能性商品の販売が好調に推移し、08年2月期以来、17期ぶりに全段階利益で黒字を確保した。あわせて、商業施設などで若年層向け衣料の店舗「WEGO」を展開するウィゴーを9月に完全子会社化したことに伴って、通期の業績予想は売上高のみ100億円上積みした。アパレル業界全般に消費者の節約志向による販売へのマイナス影響が懸念されてはいるものの、9月までの既存店売上高は31カ月連続で前年同月を上回っている。
ウィゴーの子会社化による相乗効果の発現により、中期的な業績拡大の期待が膨らんだ状況にあるほか、PBR(株価純資産倍率)は1倍台を下回る水準。更に配当利回りは4.6%台に上る。月次でトップラインの堅調な伸びを示し続ければ、投資家の物色意欲が一段と高まり、株価の浮揚力が強まる可能性が高い。(碧)
出所:MINKABU PRESS
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