<注目銘柄>=TKP、貸会議室やホテル需要が好調
ティーケーピー<3479.T>は10月15日に発表した第2四半期累計(3~8月)連結決算で、最終利益が24億2200万円(前年同期比57.6%減)と大幅減益となったことが嫌気され株価は急落したが、ここは下値拾いのチャンスととらえたい。
第2四半期(6~8月)の営業利益が同3.0%増と増益に転じたことに注目したい。第1四半期(3~5月)は戦略的な人件費増などに伴う販管費増加で同3.1%の減益だったが、法人需要を牽引役に貸会議室の需要回復が続き、売上高が伸長していることで吸収。また、貸会議室の坪当たり売上高が上昇傾向にあることやホテル稼働の好調持続なども寄与した。
第3四半期以降に貸会議室は3000坪以上の出店を予定。ホテルも積極開発を継続しており、26年2月期までの中期目標である10施設の出店計画も計画通り順調に進捗している。更にAPAMAN<8889.T>のコワーキングスペースとの連携、会議室と併設した短中期利用のオフィス需要の対応強化なども進める方針で、営業利益は回復から拡大へ向かいそう。25年2月期通期営業利益は人件費増などの影響で、会社予想の82億円(前期比77.5%増)は下振れ懸念はあるものの、20年2月期につけた最高益(63億1700万円)を大きく上回る可能性が高く、また来期も増益が期待できる。今期の下振れ懸念は、今回の急落により株価に概ね織り込み済みとみられるだけに時価水準は拾い場と考えたい。(温羅)
出所:MINKABU PRESS
第2四半期(6~8月)の営業利益が同3.0%増と増益に転じたことに注目したい。第1四半期(3~5月)は戦略的な人件費増などに伴う販管費増加で同3.1%の減益だったが、法人需要を牽引役に貸会議室の需要回復が続き、売上高が伸長していることで吸収。また、貸会議室の坪当たり売上高が上昇傾向にあることやホテル稼働の好調持続なども寄与した。
第3四半期以降に貸会議室は3000坪以上の出店を予定。ホテルも積極開発を継続しており、26年2月期までの中期目標である10施設の出店計画も計画通り順調に進捗している。更にAPAMAN<8889.T>のコワーキングスペースとの連携、会議室と併設した短中期利用のオフィス需要の対応強化なども進める方針で、営業利益は回復から拡大へ向かいそう。25年2月期通期営業利益は人件費増などの影響で、会社予想の82億円(前期比77.5%増)は下振れ懸念はあるものの、20年2月期につけた最高益(63億1700万円)を大きく上回る可能性が高く、また来期も増益が期待できる。今期の下振れ懸念は、今回の急落により株価に概ね織り込み済みとみられるだけに時価水準は拾い場と考えたい。(温羅)
出所:MINKABU PRESS
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