QDレーザ 世界最小クラスのオールインワン小型可視レーザLantanaを開発

配信元:PR TIMES
投稿:2024/10/18 13:47
波長532, 561, 594nm品のサンプル受注開始

株式会社QDレーザ(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:長尾收)レーザデバイス事業部は、532, 561, 594nm小型可視レーザの新製品「Lantana」(写真1)を開発いたしました。「Lantana」は小型可視レーザとドライバを内蔵したプラグアンドプレイ型のユニットで、サイズ53ccと超小型な箱型モジュールです。本製品を使用することでお客様のバイオメディカル用装置の小型化や設計自由度の向上に貢献いたします。国内外のお客様に向けサンプル受注を開始いたしました。また、10月29日(火)から3日間、パシフィコ横浜にて開催される「interOpto2024 光とレーザーの科学技術フェア」に出展し、本製品のデモ機を展示いたします。



(写真1)Lantana

〈製品の概要〉

532, 561, 594nm小型可視レーザは2013年より販売を開始しておりますが、レーザモジュール単体であるためにお客様がドライバ、ペルチェ素子、光出力モニターを準備する必要があり、またパルス変調時に高消光比を得るためには、それに応じたドライバを準備する必要がありました。今回販売を開始しましたLantanaでは、必要な機能は全て内蔵しており、PCに繋ぐだけで簡便に動作させることができます。お客様がバイオメディカル用装置を設計・作製するにあたり、小型であるメリットに加えて、そのままの形で装置内に設置可能となり、設計自由度の向上や設計工数の削減につながるものと考えております。また、大学や研究所での実験用光源としてもご使用いただけます。プラグアンドプレイ型ですぐに使用でき、光学テーブルのわずかな空きスペースに設置できるサイズです。

〈製品の主な特長〉

1) 世界最小クラスのコンパクトサイズ
小型可視レーザ(写真2)とCW/変調ドライバ、ペルチェ素子および光出力モニターを内蔵していながら、サイズは38×62×t22.5mm(53cc)と超小型で、重さはわずか90gと軽量のため、設置場所を選ばない設計になっています。


(写真2)小型可視レーザ

2) USBでのプラグアンドプレイ
PCにケーブルを挿してすぐに使うことができ、これまでお客様ご自身でご準備いただいていたドライバ、ペルチェ素子および光出力モニターを内装しており、従来の小型可視レーザよりも使いやすさが格段に向上いたしました。

3) 単一波長の可視光レーザ(532, 561, 594nm 小型可視レーザ)
532, 561, 594nm 小型可視レーザは、当社独自の半導体アンプを集積したDFBレーザと波長変換素子(PPLN非線形結晶)を使用したレーザ構造で、DFBレーザの特長である高い光出力安定性や可視光での単一波長が得られます。

4) CW/変調ドライバ内蔵
シリアル通信制御により、CW駆動とデジタル変調駆動(パルス駆動)の両方が可能です。

5) 優れたビーム品質
優れたビーム品質をもつ楕円ビームを出射します。タンパク質に対するサイトメトリー用途などに最適です。


〈製品の主な仕様〉

製品型番: QC4LD0593-32(61/94)xx
波長: 532, 561, 594 nm
出力: 5, 20, 30, 50 mW(CW)
サイズ・重量: 38 x 62 x t22.5 mm(53cc)・90 g
用途: バイオメディカル検査装置
(フローサイトメータ、セルソータ、レーザ顕微鏡およびラマン分光等)

詳細な仕様につきましては、製品ページ(https://www.qdl-laser.com/lantana-compact-visible-laser)よりカタログをダウンロードいただくか、下記お問い合わせ先にお問い合わせください。

皆様のお問い合わせ・お見積り依頼をお待ちしております。


【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社QDレーザ レーザデバイス事業部
メール:sales@qdlaser.com
配信元: PR TIMES

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
306.0
(12/30)
-3.0
(-0.97%)