◆ 一時“147円前半”へ下落も… - “方向感定まらず”は継続
昨日は“上を下へ”と揺れ動いたものの、懸念したほど動意づくことはありませんでした。
国慶節明けとなる中国では「追加の財政刺激策発表」との思惑が燻っていましたが、結局発表されることはありませんでした。
また「中東情勢悪化」への思惑も根強く、一時は“リスク回避姿勢”が台頭する場面も見られました。
ただこうした動きは長くは続かず、次第に「米大幅利下げ観測後退」へと揺り戻されていっています。
こうして米10年債利回りが“再び上昇(3.99%→4.05%)”に転じ、一時“147.346円”へ押しされられていたドル円は“148円前半(高値は148.375円)”へと押し戻されて、そのまま昨日の取引を終えています。
◆ 目先“ドル買い”が高まる可能性あるが…
本日は「FRB要人発言」に加えて、0.50%利下げを決定した際の「FOMC議事要旨」が公表される予定となっています。
このため「米金融政策の行方」あるいは「日米金利格差」に対する注目度は高まる可能性が高く、“もう一段のドル買い(円売り)”が進行する可能性は否めないところです。
◆ ただ「11月据え置き」に振れるのは至難の業…?
ただ金利先物市場では「11月0.50%利下げ」が完全に剥落する中、すでに「11月0.25%利下げ」“85%超”の確率で織り込むマーケットを形成しています。
つまりここからさらに織り込みにかかるには「11月据え置き」に傾斜する必要がありますが、『一段の利下げを支持(クグラーFRB理事)』が示すように、それを促すほどの材料は現時点では見当たらない…?
「米10年債利回り動向」を睨みながらにはなりますが、本日も“上を下へ”を想定しつつも、“方向感定まらず”は変わらないと見るべきかもしれません。
ただしイベントが予定されていますので、昨日以上に“振れる(乱高下)”する可能性を鑑みながら…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
149.776(8/2高値)
149.635(ピボットハイブレイクアウト)
149.371(8/15-16高値、+2σ)
149.123(10/7高値、週足・一目均衡表先行スパン上限)
上値5:149.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:148.704(10/7~10/8の76.4%戻し)
上値3:148.606(ピボット1stレジスタンス)
上値2:148.444(10/7~10/8の61.8%戻し)
上値1:148.375(10/8高値)
前営業日終値:148.207
下値1:148.000(大台、10/8安値後の38.2%押し)
下値2:147.888(10/8安値後の50%押し)
下値3:147.760(10/8安値後の61.8%押し)
下値4:147.577(ピボット1stサポート、10/8安値後の76.4%押し)
下値5:147.346(10/8安値、9/30~10/7の23.6%押し水準)
147.171(20月移動平均線)
147.000(大台、ピボット2ndサポート)
146.828(+1σ)
146.555(日足・一目均衡表先行スパン下限、ピボットローブレイクアウト)
《10:55》
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