トヨタが急速に切り返す、1ドル149円の円安進行で輸出採算改善効果に期待
トヨタ自動車<7203.T>は寄り付きから大口の買い注文が入り急速に切り返す展開。前週末4日に発表された9月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数の伸びが事前予想を大幅に上回る強い内容で、これを受けて米長期金利が急上昇。外国為替市場では1ドル=149円台をつけるなど急速に円安方向に振れている。円安メリット株に再び視線が向かうなか、為替感応度の高い自動車セクターへの買いを誘導している。特に、対ドル1円の変動で営業利益が約500億円左右されると試算されるトヨタは輸出採算改善効果を期待した買いを呼び込んでいる。同社の25年3月期通期の想定為替レートは1ドル=145円に設定されており、実勢はそれより4円前後も円安に振れている。
出所:MINKABU PRESS
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