トヨタなど自動車株買われる、1ドル146円台へ円安加速で輸出採算改善期待高まる◇
トヨタ自動車<7203.T>が反発、2600円近辺を横に走る25日移動平均線を意識した展開。このほか、ホンダ<7267.T>、日産自動車<7201.T>など自動車株は総じて上値指向が強い。石破新総裁が今は追加利上げの環境ではないと明言したことを受け、外国為替市場では急速にドルが買い戻される展開となり、足もとで1ドル=146円台後半まで急激に円安方向に振れている。これを受け、輸出セクターの中でも為替感応度の高い自動車株に追い風材料として捉えられている。トヨタの今期想定レートは1ドル=145円で、実勢はそれよりも1円以上円安で推移している。同社はドル・円相場1円の変動で、営業利益ベースで約500億円の差が生じると試算されており、足もとの円安進行による輸出採算改善効果が強い追い風材料として捉えられている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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