東京株式(寄り付き)=大幅続落、3万6000円台を割り込む
9日の東京株式市場は大きく売り先行、寄り付きの日経平均株価は前営業日比585円安の3万5805円と大幅続落。主力株をはじめ広範囲の銘柄にリスク回避の売りが噴出、日経平均株価は寄り付きでフシ目の3万6000円台を大きく下回った。前週末の米国株市場では8月の米雇用統計発表を受けてNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大幅下落、ナスダック指数の下げは約2.6%に達した。雇用統計の内容は強弱入り交じるものだったが、米経済減速に対する警戒感が高まる一方、今月17~18日に開催されるFOMCで0.5%の利下げを決定づけるものでもなく、半導体関連などハイテク株中心にポジションを圧縮する動きが強まった。外国為替市場では米10年債利回りの低下を背景にドルが売られ、急速に円高に振れていることもあって、きょうの東京市場では終始リスクオフの地合いが想定される。
出所:MINKABU PRESS
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