ポータブル振動校正器用ソフトウェア「9140D」を発売

配信元:PR TIMES
投稿:2024/09/05 13:47
~振動センサーの周波数校正を完全自動化、振動計測の現場での校正をさらに効率的に~

株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高野 俊也(こうの としや)、以下 東陽テクニカ)は、ポータブル振動校正器用ソフトウェア「9140D」を2024年9月5日に販売開始いたしました。本製品は、米国The Modal Shop社が新たに開発したもので、既存のポータブル振動校正器「9110D」と組み合わせることで、加速度計や速度計などの振動センサーの校正作業を完全自動化でき、校正にかかる時間が最短1分と、作業工数の削減に寄与します。

ポータブル振動校正器「9110D」(左)と組み合わせた構成

【 背景/概要 】
近年、自動車、産業用装置、エネルギー分野において、製品の信頼性・快適性評価、設備の状態監視など、振動計測の需要が急速に高まっています。振動計測に使われる加速度計や速度計などの振動センサーは、計測の信頼性を確保するため、センサーの品質も厳重に管理することが規格などで求められています。振動計測の需要が高まるにつれセンサーの品質管理が複雑化し、実際に振動計測を行う現場ではセンサーの校正作業を簡便かつ迅速に実施することが課題となっています。
一般的に、加速度計や速度計などの振動センサーは、複数の周波数ポイントで加振して校正を行います。今回発売したソフトウェア「9140D」は、ポータブル振動校正器「9110D」をPCから制御できるようになり、あらかじめ定義された周波数ポイントでの校正を自動で実行することが可能です。これにより、周波数校正の作業が最短1分で完了し、振動計測の現場におけるセンサーの校正作業をさらに効率化します。また、ISO 17025に準拠した書式の校正証明書も発行できるため、校正データの一元管理も容易になります。
東陽テクニカは、このポータブル振動校正器用ソフトウェア「9140D」と振動校正器「9110D」を組み合わせ提供することで、自動車、産業用機器、電力業界の開発業務の効率化・コスト削減に貢献してまいります。
【 主な特長 】
➢USBケーブルでPCに接続、ポータブル型振動校正器「9110D」をPCから制御
➢ソフトウェア上で校正証明書(ISO 17025に準拠した書式)の発行も可能
➢ ICP(R)(IEPE)型、電荷出力型、差動出力型、ピエゾ抵抗型、静電容量型のセンサーに対応
➢大容量バッテリー内蔵(最大18 時間動作)
【 主な用途 】
センサーの定期メンテナンス/現場での動作確認/試験前後の即時検証/任意周波数、振動レベルでの動作確認、など
【 製品データ 】
・製品名:ポータブル振動校正器用ソフトウェア「9140D」
・販売開始日:2024年9月5日
・価格:要見積り
・製品ページ:https://www.toyo.co.jp/mecha/products/detail/themodalshop-9140d.html

<The Modal Shop, Inc.について>
The Modal Shopは、PCB Piezotronics, Inc.の関連会社として1990年に米国オハイオ州シンシナティで設立され、構造解析や振動解析などの動的事象の測定器メーカーとしてスタートしました。
その後、構造解析用の加振装置や加速度計校正装置などの販売に加え、PCB Piezotronics社製品のレンタル事業にもビジネスの幅を広げ、現在では振動計測関連装置の世界的ブランドとなっています。
The Modal Shop, Inc. Webサイト:http://www.modalshop.com/

<株式会社東陽テクニカについて>
東陽テクニカは、1953年の設立以来、最先端の“はかる”技術のリーディングカンパニーとして、技術革新に貢献してまいりました。その事業分野は、情報通信、自動車、エネルギー、EMC(電磁環境両立性)、海洋、ソフトウェア開発、ライフサイエンス、セキュリティなど多岐にわたります。5G通信の普及、クリーンエネルギーや自動運転車の開発などトレンド分野への最新の技術提供に加え、独自の計測技術を生かした自社製品開発にも注力し、国内外で事業を拡大しています。最新ソリューションの提供を通して、安全で環境にやさしい社会づくりと産業界の発展に貢献してまいります。
株式会社東陽テクニカ Webサイト:https://www.toyo.co.jp/
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