~バスのAFC(運賃システム)、TMS(運行管理システム)で先進~
【ポイント】
・今2025年3月期の1Qは、国内の新紙幣対応の運賃収受システムの需要増を受けて、好調に推移した。このペースは2Q以降も続くので、今期の会社計画は大幅上方修正となろう。バス会社が投資計画を早めており、当社の生産性向上も進展していることによる。
・大手バス会社は人流の回復を反映して投資意欲を高めており、ドライバーの人員不足への対応も含めて、バスのTMS(運行管理システム)のIT/DX化を加速させようとしている。それに伴い、新規分野の開発や投資も活発化しつつある。MaaSの一翼を担う当社の路線バス運行支援システム「LIVU」(ライブ)やキャッシュレス決済端末、バスターミナルでの発着情報に利用されるCMP(コンテンツ・マネージメント・プラットフォーム)も市場が広がっている。EVフォークリフト用のバッテリーなどの需要拡大も見込める。
・7月にエクイティファイナンス(公募+第三者割当増資)を実施した。発行株式数は171.3万株、発行価格は615.5円、ダイリューション(希薄化)は12.1%であった。手取金額10.5億円の使途は、新領域のR&Dに約5億円、プリント基板実装の新工場建設に5.5億円を充当する。自動組立ラインの導入で、生産性は大幅に向上しよう。
・今回のファイナンスによって、自己資本比率は40%を超えてくるので、財務基盤は一段と安定する。収益力が高まっているので、今回のファイナンスによる希薄化は十分吸収し、ROEも15%前後を確保することができるので問題ない。
・米国では大型の受注に成功し、バスの運賃箱の納入が来2026年3月期に本格化しよう。これによって、長年の課題であった海外部門が黒字化してこよう。よって、来期も好業績が確保できよう。継続的増配が期待される。
・10年ビジョンを策定し、2030年度で売上高300億円、営業利益率10%を目指す。今2025年3月期から第2フェーズの新3ヵ年計画がスタートした。AFC(自動運賃収受システム)+TMS(運行管理システム)+EMS(エネルギーマネジメントシステム)を事業のコアに、「モノ+コト」のビジネスモデル創りに邁進していく。業績の向上と共に、割安な株価は一段と見直されてこよう。
目次
1.特色 情報処理(非接触ICカード利用)、電力変換(電源)、 光(LED)が得意
2.強み バスの運賃収受システムで国内シェア6割強を有するトップメーカー
3.中期経営計画 10年ビジョンと新中期計画でMaaSと海外市場開拓を推進
4.当面の業績 今期の減益計画を乗り越え、来期は増益へ
5.企業評価 内外での新規受注案件の仕上がりに注目
企業レーティング | B |
---|---|
株価 (2024年9月3日) |
596円 |
時価総額 | 95億円 (15.89百万株) |
PBR | 1.16倍 |
ROE | 15.3% |
PER | 7.60倍 |
配当利回り | 1.7% |
総資産 | 18301百万円 |
純資産 | 7016百万円 |
自己資本比率 | 38.3% |
BPS | 515.9円 |
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | EPS | 配当 |
---|---|---|---|---|---|---|
2015.3 | 20215 | 603 | 779 | 227 | 20.8 | 8.5 |
2016.3 | 16203 | -571 | -649 | -1378 | -125.3 | 7.5 |
2017.3 | 16985 | 483 | 354 | 50 | 4.6 | 7.5 |
2018.3 | 15749 | -235 | -248 | -454 | -40.9 | 7.5 |
2019.3 | 21538 | 1021 | 1030 | 438 | 38.8 | 8.5 |
2020.3 | 26051 | 1854 | 1830 | 891 | 74.4 | 8.5 |
2021.3 | 15553 | -40 | 35 | -124 | -9.8 | 5.0 |
2022.3 | 14075 | 149 | 325 | 53 | 4.2 | 5.0 |
2023.3 | 14253 | -310 | -207 | -249 | -19.2 | 5.0 |
2024.3 | 22684 | 3164 | 3557 | 2416 | 178.0 | 8.5 |
2025.3(予) | 23000 | 2000 | 2000 | 1200 | 78.4 | 10.0 |
2026.3(予) | 25000 | 2500 | 2400 | 1500 | 97.9 | 15.0 |
(2024.6ベース)
(注)ROE、PER、配当利回りは今期予想ベース。2005年11月1:10、2014年4月1:2の株式分割を実施。それ以前のEPS、配当は修正ベース。
企業レーティングの定義:当該企業の、(1)経営者の経営力、(2)事業の成長力・持続力、(3)業績下方修正の可能性、という点から定性評価している。A:良好である、B:一定の努力を要する、C:相当の改善を要する、D:極めて厳しい局面にある、という4段階で示す。
レポート全文はこちらから
https://www.belletk.com/reshiltupuHD202409.pdf
関連銘柄
銘柄 | 株価 | 前日比 |
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