◆ “ポジション調整”を経て… - 一時“147円台”
「米国市場休場(レーバーデー)」ということもあって、当初は“ポジション調整”が先行しました。
このため“146円割れ(安値は145.775円)”へと押し戻されたドル円でしたが、次第に「米9月0.50%利下げ観測後退」への意識へと傾きました。
こうして“緩やかな下値削り”に転じると、NYタイム序盤には“147円回復(高値は147.179円)”へと、さらに上値を伸ばすに至っています。
もっともそこから先となると「米経済指標を見極めたい」との思惑に傾きやすい点は変わっておらず、“上値の重さ”が露呈しているのが実状といえます。
◆ いよいよ本日はその第1弾 - ISM製造業景況指数
こうした中、本日はその第1弾となる「ISM製造業景況指数」が発表されます。
事前予想は“やや改善(前月比+0.7ポイント)”が見込まれていますが、すでに先週段階で「米9月0.50%利下げ観測後退」へと傾いただけに、どう転ぶかわかりません。
特にFRBは“雇用状況”へとすでにシフトした印象がありますが、前回時には構成項目である雇用指数が“急低下(→43.4)”したという事実があります。
こちらの結果も踏まえなければならないとあっては、まだまだ予断を許さないというのが実状といえます。
◆ 個人的に期待は大きいが…?
もちろん短期金融市場では“まだ31%”の確率で「米9月0.50%利下げ」を織り込んだままですので、“さらに低下”させるという可能性を秘めているのは事実です。
このため個人的には“もう一段の上値模索”は十分とは考えていますが、オーダー状況を見ると“147.10-30円”には「ドル売りオーダー」がびっしり並んでいるとも聞き及びます。
これをこなし切れるかが、その“もう一段の上値模索”となる上での関門といえるかもしれませんね。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
148.451(日足・一目均衡表基準線)
148.047(8/19高値、ピボット2ndレジスタンス、大台)
147.972(8/15~8/26の76.4%戻し、大台)
上値5:147.543(+1σ)
上値4:146.450(ピボット1stレジスタンス)
上値3:147.340(8/20高値)
上値2:147.179(9/2高値)
上値1:147.000(大台、週足・一目均衡表先行スパン上限)
前営業日終値:146.884
下値1:146.653(9/2安値後の38.2%押し)
下値2:146.436(9/2安値後の50%押し)
下値3:146.251(20日移動平均線、8/26~9/2の23.6%押し、9/2安値後の61.8%押し)
下値4:146.000(大台、ピボット1stサポート)
下値5:145.775(9/2安値、20月移動平均線、8/26~9/2の38.2%押し、)
145.312(8/26~9/2の50%押し、日足・一目均衡表転換線)
145.209(ピボット2ndサポート)
145.000(大台)
144.871(8/26~9/2の61.8%押し)
《10:40》
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