神鋼線、上期経常を一転黒字に上方修正、通期も増額、配当も20円増額

　神鋼鋼線工業 <5660> [東証Ｓ] が8月6日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.6倍の3.5億円に急拡大した。
　併せて、4-9月期(上期)の同損益を従来予想の2.5億円の赤字→2億円の黒字(前年同期は5.7億円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。
　上期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の5億円→9.5億円(前期は10.6億円)に90.0％上方修正し、減益率が53.1％減→10.9％減に縮小する見通しとなった。

　同時に、従来無配としていた今期の上期配当を10円(前年同期は25円)実施するとし、下期配当は従来計画の20円→30円に大幅増額修正した。年間配当は40円(前期は50円)となる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の1.4％→3.7％に改善した。

株探ニュース