データセンター「冷却」に軸足
データセンター向けで水冷式の冷却装置の需要が急拡大している。
DX、生成AI、メタバース、自動運転などの膨大なデジタルデータ処理に必要とされる高性能CPUやGPUが発する高熱の適切な処理は、データセンター事業者にとって喫緊の課題だ。
同社は2020年の「富岳」とその後に富士通株式会社が開発したスーパーコンピューターの水冷冷却方式の配管部品を手掛けている実績に基づいてデータセンター向けの水冷冷却装置を開発・提供している。
同業他社であるニデックは生成AIサーバー向け冷却装置の今期売上高が倍増となる見通しとなっており、同社に於いてもニデック同様に売上高大幅増加の期待が持てる。
データセンター向けの水冷装置などの市場規模は28年に78億ドルと23年の3倍にまで膨らむ見通しとなっていることからも、今後も同社の需要は拡大の一途を辿るだろう。
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