ユニクロ等を展開するファーストリテイリング社の「東南アジア最大の物流施設」として開発 海外事業における当社初の物流施設をフィリピン カビテ州にて、6月に着工

配信元:PR TIMES
投稿:2024/07/18 17:17
大規模タウンシップ「カビテプロジェクト」内に、敷地面積6万 平方メートル 超の規模で建設

本プレスリリースのポイント
- 日本国外で初の物流施設をフィリピン カビテ州にて開発を開始し、6月に着工
- ファーストリテイリング社の「東南アジア最大の物流施設」としてオーダーメイド式のBTS型※1で開発
- ワーカーの働く環境向上と環境負荷低減の双方に配慮

 野村不動産株式会社(東京都新宿区/代表取締役社長:松尾大作、以下「当社」)は、フィリピンの大手デベロッパーFederal Land, Inc.(メトロマニラ マカティ市/Chairman : Alfred V. Ty)と設立した合弁会社Federal Land NRE Global Inc. (以下 「FNG」)が、フィリピン カビテ州において推進している、全体敷地面積約600haの郊外型大規模タウンシップ開発「カビテプロジェクト」において、日本国外で初の物流施設(以下、「本物流施設」)を展開することを決定しました。
 本物流施設は、フィリピン現地にてユニクロ事業を展開するFast Retailing Philippines, Inc.(所在地:マニラ首都圏 パサイ市 代表者:CEO 果瀬 聡)と施設開発における協定締結のもと、2024年6月に着工いたしました。なお、この倉庫は、ユニクロ事業において、東南アジアで最大の物流施設となります。
※1 主に大型物流施設において、賃貸者の要望に応じてオーダーメイドで建設する類型の一つ


【フィリピン カビテ州に建設するFNGの物流倉庫 完成予想イメージ】


 本物流施設を建設するフィリピン カビテ州は、フィリピンの中心機能が集積するメトロマニラに隣接し、フィリピン最大の人口(約 430 万人) ※2を有する州です。メトロマニラと接続する既存高速道路(CAVITEX)に加え、新たに2025年に延伸高速道路(CALAX)が開通する見込みであるなど、更なる交通利便性の向上が期待されています。
※2 Philippine Statistics Authority; Census 2020

 FNGは、カビテ州イムス市およびジェネラル・トリアス市にて推進される全体敷地面積約600haの「カビテプロジェクト」に2022年より参画し、合計約 230ha の土地を取得、30 年超にわたる大型タウンシップ開発を推進しています。FNG参画街区は“ノースリバーパーク”、“サウスリバーパーク”、“ダウンタウン”の3 エリアで構成しており、本物流施設は“ノースリバーパーク”に敷地面積6万 平方メートル 超の規模で開発します。

<本物流施設の特長>
 これまで日本国内において、物流施設「Landport(ランドポート)」を40棟以上※3開発・運用してきた当社の知見・ノウハウを活かし、日本の技術や取組みを取り入れながら、本物流施設の開発・建築を進めていきます。
※3 2024年3月末時点(計画中含む)

1.ワーカーの労働環境改善への取組み
 倉庫内の空調設備の導入、カフェテリアや休憩室、緑地帯の配置等、快適な労働環境を提供し、ワーカーの健康・安心安全を確保するための設計・取組みを複数導入し、働き方の支援を行います。

2.環境負荷低減の取組み
 本物流施設では屋根を活用し、太陽光発電による自家消費を行う予定です。また、全熱交換器の導入により、空調効率を高め、環境負荷低減に取り組みます。

3.BCP/生産性向上への取組み
 施設内では、指紋認証設備の導入により、入退場管理作業効率の改善を行うと同時に、有事の際等の停電時には、物流機能を継続するため、非常用発電機にて24時間分の電力確保する等のBCPへの対応も行っています。


FNGは、カビテプロジェクトをはじめ今後も各エリアにおいて事業を推進し、お客様や地域社会に対して付加価値を提供してまいります。







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