トヨタの下値模索続く、為替の急激な円高進行で輸出採算への影響を警戒
トヨタ自動車<7203.T>が5日続落と下値模索の動きを強めている。トランプ前大統領や河野太郎デジタル相の発言などを受け、足もと外国為替市場でドル売り・円買いの動きが加速、1ドル=155円台後半まで円高が進行しており、為替感応度の高い自動車セクターは輸出採算悪化を警戒する売りを浴びる状況となっている。特に1円の値動きで営業利益500億円分の影響があるトヨタは為替動向が株価に与えるインパクトも大きくなりやすい。同社の25年3月期の想定為替レートは1ドル=145円を想定しており実勢より依然として円高に設定されているものの、以前と比べ大幅上方修正への期待感は後退している。
出所:MINKABU PRESS
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