トリプルアイ、今期経常を一転黒字に上方修正

配信元:株探
投稿:2024/07/12 13:00
 トリプルアイズ <5026> [東証G] が7月12日後場(13:00)に決算を発表。24年8月期第3四半期累計(23年9月-24年5月)の連結経常損益は4900万円の黒字(前年同期は9500万円の赤字)に浮上して着地した。
 併せて、通期の同損益を従来予想の8600万円の赤字→2100万円の黒字(前期は2億9000万円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1億1900万円の赤字→1200万円の赤字(前年同期は2億6000万円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である3-5月期(3Q)の連結経常損益は1600万円の黒字(前年同期は6500万円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-10.1%→2.9%に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 直近の業績動向を踏まえ修正を行っております。AIソリューション事業は好調に推移し、AIZE部門における大型受託開発案件の獲得及び開発プロジェクト管理体制の刷新、 SI部門における商流改善、体制集約、営業体制の強化によるBP稼働増等の第3四半期累計期間までの実績に加え、第4四半期会計期間における受注状況を反映、また、エンジニア人材に対する投資を見込み、売上高及び営業利益を見直しております。GPUサーバー事業においては、第2四半期に大型案件の納品を行いましたが、売上高及び営業利益については、市場の変動性を鑑みて業績を保守的に見込んでおり、経常利益については、直近の暗号資産の市場の相場をベースとした暗号資産の評価に関する営業外損益の見込みをそれぞれ反映しております。また、2024年5月27日発表の「株式会社BEXの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」に記載のとおり、中長期的な企業価値向上のために当社は株式会社BEXの全株式を取得し、子会社化することを決議いたしました。2024年7月1日に当該株式の譲渡が完了し、株式会社BEXが当社の連結対象会社となったことを受け、同社の業績についても加味し、また、当該取引に関するデューデリジェンスやPMIに係る一時費用についても織り込んでおります。なお、上記の業績予想は、現時点において入手可能な情報や予測等に基づくものであり、実際の業績は 今後の様々な要因により異なる結果となる可能性があります。
配信元: 株探

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