テーオーＨＤ、前期経常を30％上方修正

　テーオーホールディングス <9812> [東証Ｓ] が7月10日大引け後(16:00)に業績修正を発表。24年5月期の連結経常利益を従来予想の1億7000万円→2億2100万円(前の期は5100万円)に30.0％上方修正し、増益率が3.3倍→4.3倍に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の1億6000万円の黒字→1億1100万円の黒字(前の期は5億2100万円の赤字)に30.6％下方修正した。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した12-5月期(下期)の連結経常損益も従来予想の4900万円の赤字→200万円の黒字(前年同期は4200万円の赤字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　通期の連結業績につきましては、売上高はほぼ予定通り推移いたしました。利益面につきましては、2023年２月１日公表の「テーオーデパート本店の閉店に関するお知らせ」にかかる販売管理費の見込額が当初予想を下回ったことなどにより、営業利益が当初予想を上回ったことに伴い、経常利益は当初の予想を上回る見込みとなりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、2023年10月31日公表の「固定資産の譲渡に関するお知らせ」に伴う売却益等を特別利益に計上したものの、2024年１月12日公表の「特別損失（債務保証損失引当金）の計上に関するお知らせ」の計上により、当初予想を下回る見込みとなりました。