チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップしています。
ユー・エス・エス <4732> 【新規→2+】
「25/3期は連続で売上高、営業利益ともに過去最高更新を計画」
投資評価「2+」でカバレッジをスタートする。中古自動車オークションを運営。全国19会場、現車オークション会員は48千社を超え、ネット会員を含め圧倒的な会員数を誇る。中古車取引でいち早くITを導入し、公正・公平なオークションを確立した。オートオークション市場のシェアは約4割で同社1社、中古車流通市場になくてはならない存在である。地域一番の会場を多く持つことが強みで大会場に全国から高品質な中古車が集まる好循環から同社の成約車両単価は業界平均を優に上回る。中核オートオークション事業の営業利益率は60%を超え収益力も高い。25/3期は同社計画上振れを予想。新車供給改善、中古車輸出好調により市場堅調が見込まれる中で前年横這い想定の同社出品、成約台数前提を保守的とみることによる。
予想ROE:17.0% PBR:3.5倍、来期予想PER:18.8倍、来期予想EPS成長率:4%株価(6/28終値):1,353.5円 Fモデルによる理論株価:1122円(6月27日by高田悟)
プレミアグループ <7199> 【2+→1】
「コア事業と新規事業がともに堅調、高成長局面が続く」
TIWでは目標株価は3,400円とし、今般、投資評価を「2+」→「1」(Buy)へ引き上げる。理由は、 24/3期が大幅増収大幅営業増益で着地し、同社が25/3期も8期連続で増収増益(税引前利益)、増配を予想したこと、25/3期は現行中期経営計画の25/3期予想以上の業績を見込んでいることなどがポジティブである、強固なビジネスモデルを背景に高成長が続いており、改めて投資評価を見直した結果、外部環境に不透明感が強まる事業環境下でも国内を中心に高成長継続が見込めると判断したこと、25/3期TIW予想PER16.0倍などの株価指標面にも特段割高感がないこと、などによる。
予想ROE:31.3% PBR:5.7倍、来期予想PER:12.5倍、来期予想EPS成長率:28%株価(6/28終値):2,159円 Fモデルによる理論株価:1886円(6月28日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
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