S&P投資戦略部:日本ダッシュボード

S&P投資戦略部が作成した日本を中心とした指数の月次パフォーマンスレポートです。(2024年5月31日現在)

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・日本円のボラティリティが続き、過去最高となる620億ドルの為替介入が行われたにもかかわらず、5月の日本株は狭いレンジで取引され、S&P日本500は1%の小幅な上昇となった。

・S&P/TOPIX 150の年初来パフォーマンスは、S&P 日本中型株100を8%、S&P 日本小型株250を6%上回った。

・公益事業は月間で10%上昇し、最もパフォーマンスの良いセクターとなった。利回りの上昇が金融(+8%)を押し上げたが、不動産(-8%)の重荷となった。

・ファクター別では、「クオリティ」が4%のリターンを記録した一方、「低ボラティリティ」は引き続き下落圧力にさらされ、年初来でワーストのパフォーマンスとなった。

・日本のインフレ率が4月までの25ヵ月間、目標の2%を上回り続け、利上げ期待が高まったため日本債券は軒並み下落した。S&P/JPX JGB VIXは上昇し、3.8で引けた。

出所:S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス LLC および/またはその関連会社。データは2024年5月31日現在(*は2024年5月30日現在を除く)。指数のパフォーマンスは、特に記載のない限り日本円でのトータル・リターンに基づきます。表にある括弧内の数値は、当該インデックスの終値に相当します。図表は説明のためのものです。過去のパフォーマンスは将来の結果を保証するものではありません。他のダッシュボードへのご登録はon.spdji.com/DashboardSignUpをご覧ください。また、詳細については、当社ウェブサイトをご参照ください。

【S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスについて】
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは、S&Pグローバルのグループ会社であり、指数ベースのコンセプトやデータおよびリサーチを提供している。S&P500(R)やダウ工業株価指数SMのような象徴的金融市場の指標を所有し、120年超にわたり、機関投資家及び個人投資家のニーズを満たす画期的で透明性の高い投資ソリューションを構築してきた。どの指数プロバイダーの指数よりも、当社の指数を基にした金融商品により多くの資金が投資されている。世界中の幅広い資産クラスをカバーする100万超の指数を算出することで、投資家が市場を計測し取引を行う方法を明示している。詳細はウェブサイト(www.spdji.com)まで。

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配信元: みんかぶ株式コラム