MRO Research Memo(2):2024年12月期第1四半期は期初計画比では売上高は計画どおり、各利益は計画超

配信元:フィスコ
投稿:2024/05/21 13:22
*13:22JST MRO Research Memo(2):2024年12月期第1四半期は期初計画比では売上高は計画どおり、各利益は計画超 ■業績動向

MonotaRO<3064>の2024年12月期第1四半期単体業績は、売上高は前年同期比11.2%増の66,288百万円、営業利益は同12.3%増の9,305百万円、四半期純利益は同11.3%増の6,488百万円となり、売上高・各利益ともに2ケタ増となった。期初計画比では、売上高でほぼ計画どおり、各利益では計画を上回った。

主力の事業者向けネット通販事業及び購買管理システム事業(大企業連携)の売上高は、ほぼ計画どおり推移した。事業者向けネット通販事業では、注文単価の上昇が増収の原動力となった。顧客数は前期末比244千口座増と計画未達ながらも堅調に増加した。購買管理システム事業(大企業連携)単独では、注文顧客数増により引き続き前年同期比30.4%増と高い成長となり、全社売上高に対する構成比で30%を超えた。

売上総利益は、前年同期比8.8%増と増収に伴って増加したがやや伸びが減速した。売上総利益率では、前年同期比0.7ポイント減、計画比でも0.2ポイント減となっており、商品ミックス変化やPB比率減、円安などが影響した。販管費は前年同期比5.9%増、販管費率も同0.8ポイント減と抑制気味であった。要因としては、前期に発生した猪名川DC第2期稼働関連費用が2024年12月期は発生しないことや箱当たり単価の上昇による生産性の向上などである。結果として、営業利益及び四半期純利益の額と率において、前年同期比及び計画比で増益となった。財務の安全性については、自己資本比率69.8%(2024年3月末)、流動比率222.5%(同)と極めて健全である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

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