ゼネテック、前期経常を51％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も8円増額

　ゼネテック <4492> [東証Ｓ] が5月10日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の4.2億円→6.3億円(前の期は1.1億円)に51.2％上方修正し、増益率が3.8倍→5.7倍に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2.2億円→4.3億円(前年同期は2.7億円)に96.0％増額し、一転して60.8％増益計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の16.5円→24.5円(前の期は1→3の株式分割前で10円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2024年３月期通期の業績予想につきましては、システムソリューション、エンジニアソリューション、GPSの3事業ともに売上高が前回発表予想を上回る見込みとなりました。利益面においては、システムソリューション事業の増収効果と利益率の改善、および第４四半期におけるエンジニアソリューション事業、とりわけ３次元シミュレーションソフトウェア「FlexSim」の販売が堅調であったこと等により、営業利益以下すべての段階利益において前回発表予想を上回る見込みとなりました。

　2024年３月期の期末配当予想につきましては、上記の業績予想の修正を踏まえ、前回予想から８円増額し１株当たり14円50銭に修正することといたしました。（注）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであります。実際の業績は、今後さまざまな要因によって予想数値と異なる可能性があります。