15日の株式相場見通し=急反落、3万9000円台割れが視野に
15日の東京株式市場は日経平均株価が急反落を余儀なくされ、フシ目の3万9000円台を割り込む可能性がある。前週末の米国株市場は波乱含みの下げに見舞われており、足もとで投資家のセンチメントが弱気に傾くことは避けられそうにない。米国株市場ではNYダウが470ドルあまりの下落をみせ5日続落、一時は600ドル近い下げを強いられる場面もあった。また、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は更に深押しとなり、下落率でダウを上回った。イランとイスラエルの対立激化による中東情勢の緊迫化を背景に、地政学リスクが意識されるなかで原油価格も大幅上昇、これを嫌気する形で売りがかさんだ。VIX指数は一時19を超え、昨年10月末以来約半年ぶりの水準に跳ね上がっている。東京市場では前週末に日経平均株価が反発したものの、後半値を消す形で小幅の上昇にとどまった。ひと頃と比べ上値に対する期待が後退し、利益確定を急ぐ動きが観測される状況にあり、きょうはリスク回避ムードの中で買いポジションを減らす流れが強まりそうだ。ただ、イランによるイスラエルへの報復攻撃が行われたことから、目先的にはアク抜け感も生じやすく、買い一巡後は米株価指数先物や外国為替市場の動向などを横目に下げ渋る可能性もある。
12日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比475ドル84セント安の3万7983ドル24セントと5日続落。ナスダック総合株価指数は同267.104ポイント安の1万6175.094だった。
日程面では、きょうは2月の機械受注など。海外では2月のユーロ圏鉱工業生産、3月の米小売売上高、4月のNY連銀製造業景況指数、2月の米企業在庫、4月の全米住宅建設業協会(NAHB)住宅市場指数など。
出所:MINKABU PRESS
12日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比475ドル84セント安の3万7983ドル24セントと5日続落。ナスダック総合株価指数は同267.104ポイント安の1万6175.094だった。
日程面では、きょうは2月の機械受注など。海外では2月のユーロ圏鉱工業生産、3月の米小売売上高、4月のNY連銀製造業景況指数、2月の米企業在庫、4月の全米住宅建設業協会(NAHB)住宅市場指数など。
出所:MINKABU PRESS
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