明治HD、前期経常を3%下方修正

配信元:株探
投稿:2024/04/09 15:00
 明治ホールディングス <2269> [東証P] が4月9日大引け後(15:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の780億円→760億円(前の期は741億円)に2.6%下方修正し、増益率が5.2%増→2.5%増に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の345億円→325億円(前年同期は302億円)に5.8%減額し、増益率が14.3%増→7.7%増に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2024年3月期の通期連結業績予想について、売上高、営業利益は前回発表予想を上回る見通しとなりました。食品セグメントでは、幅広いカテゴリーで価格改定効果が発現したことに加え、各種経費が当初想定していた水準を下回って推移しました。医薬品セグメントでは、主力の抗菌薬が好調に推移したことに加え、研究開発費が当初想定していた水準を下回ったことが寄与しました。経常利益は、前回発表予想を下回る見通しとなりました。食品セグメントにおいて、中国で牧場を運営する持分法適用関連会社のAustAsia Group Ltd.が、中国国内における飼料代高騰や生乳価格下落の影響により収益性が悪化していることなどを受け、2024年3月期第4四半期連結会計期間において、AustAsia Group Ltd.に係る減損損失 約62億円を、持分法による投資損失として営業外費用に計上する見込みです。親会社株主に帰属する当期純利益は、前回発表予想を下回る見通しとなりました。2024年3月期第4四半期連結会計期間において、投資有価証券の売却による特別利益 約225億円の計上を見込む一方、食品セグメントの中国子会社において、牛乳・ヨーグルト事業に係る固定資産の減損損失 約143億円を特別損失に計上する見込みです。これは、中国の市販向け牛乳・ヨーグルト事業の販売環境が当初想定から大きく変化し、競合他社との価格競争が激化したことによる収益性の悪化が主な要因です。以上の理由により、前回発表の通期連結業績予想を修正いたします。なお、配当予想につきましては、2023年5月11日公表の内容から変更はありません。*本資料に記載されている業績予想は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績はさまざまな要因により大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

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