秀英、今期経常を54%下方修正

配信元:株探
投稿:2024/03/27 15:30
 秀英予備校 <4678> [東証S] が3月27日大引け後(15:30)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の3.1億円→1.4億円(前期は4億円)に53.5%下方修正し、減益率が22.7%減→64.0%減に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6.1億円→4.5億円(前年同期は6.3億円)に27.1%減額し、減益率が2.7%減→29.1%減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当社グループとしては、夏期講習の一般生募集及び9月入学が年間の業績に大きく影響しますが、特に高単価の現中3生が、対前年でスタート数がマイナスであったことから夏期講習募集が不調となりました。そのため、第2四半期の状況を踏まえ、将来の安定的な収益を確保すべく小学生低学年からの生徒の“囲い込み”に注力するとともに、下半期における各種講習会の単価アップに取り組んでまいりました。前者については、2023年11月に開催した『公開実力テスト』等を通して小学生の塾生数は増加傾向にあり、今後の収益の安定化が期待できます。しかしながら、後者については、重点活動として取組んできたものの、小学生低学年からの生徒の“囲い込み”との両立は難しく、エリア別の単価アップの達成具合にばらつきが生じ、想定した計画値を達成することはできませんでした。 営業費用におきましては、節電による水道光熱費の削減、教材費の削減に取り組み、一定の成果を上げることができ110百万削減しましたが、売上の減少分を賄うには至りませんでした。 特別損失におきましては、1.特別損失の計上について にて記載の通り、主に静岡県の2拠点校において、より好立地な移転を行うために多額の特別損失を計上するところとなっております。この結果、2024年3月期の連結業績予想は、前回発表予想と比較して、売上高は280百万円の減少、営業利益は170百万円の減少、経常利益は168百万円の減少、親会社株主に帰属する当期純利益は260百万円の減少となりました。
配信元: 株探

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