三越伊勢丹が大幅高、大手百貨店の２月既存店売上高は全社で増収継続◇

　三越伊勢丹ホールディングス<3099.T>が大幅高で昨年来高値を更新している。前週末１日の取引終了後に発表した２月度の国内百貨店事業売上速報で、三越伊勢丹合計の既存店売上高が前年同月比２６．４％増となったことが好感されている。

　ラグジュアリーブランドやデザイナーズブランドを中心にジャケットやブルゾンなどの春物アウターなどが好調に推移し、ハンドバッグや財布などの革小物、化粧品などの売り上げも伸長。また、得意先向けのイベントやバレンタイン関連イベントなども好調だった。

　同社をはじめ、大手百貨店は軒並み増収基調を継続しており、Ｊ．フロント　リテイリング<3086.T>は同２１．８％増、高島屋<8233.T>は同１７．５％増、エイチ・ツー・オー　リテイリング<8242.T>は同２４．７％増だった。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：MINKABU PRESS