日山村硝、今期経常を10％上方修正、配当も20円増額

　日本山村硝子 <5210> [東証Ｓ] が2月9日大引け後(16:30)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は67億円の黒字(前年同期は13.3億円の赤字)に浮上して着地した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の50億円の黒字→55億円の黒字(前期は29.5億円の赤字)に10.0％上方修正した。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の4.3億円の赤字→0.6億円の黒字(前年同期は20.7億円の赤字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の30円→50円(前期は無配)に大幅増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は12.7億円の黒字(前年同期は4.5億円の赤字)に浮上し、売上営業利益率は前年同期の0.9％→8.2％に急改善した。

株探ニュース