ティラド、今期経常を18%上方修正、配当も20円増額

配信元:株探
投稿:2024/02/05 15:15
 ティラド <7236> [東証P] が2月5日大引け後(15:15)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の35.3億円に急拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の38億円→45億円(前期は20.8億円)に18.4%上方修正し、増益率が82.4%増→2.2倍に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の11.8億円→18.8億円(前年同期は1.5億円)に59.2%増額し、増益率が7.7倍→12倍に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の160円→180円(前期は80円)に増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は9.1億円の黒字(前年同期は4.4億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-0.3%→2.5%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  売上高につきましては、国内事業において、一部取引先の出荷停止にともなう減産などにより、減少する見込みであり、前回発表予想を減額修正いたします。利益面につきましては、国内事業において、上記売上減少にともない、減益見込となるものの、米国・欧州・アジア・中国各海外拠点における売上が、外貨ベースでは前回予想を上回る見込みであること、及びコスト上昇分の販売価格転嫁が進展する見込みであることから、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益について前回発表予想を増額修正いたします。(注)上記予想数値は、本資料の発表日現在において当社が入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。

 当社は、財務の健全性維持及び成長投資を実施しながら、配当性向30%以上、総還元性向90%以上を目指して、株主還元を行う方針であります。 上記のとおり、通期業績予想当期純利益は、前回予想を上回る見込みであるため、2024年3月期の期末配当予想を、前回公表予想に対し1株あたり20円00銭増額し、100円00銭とすることを決定いたしました。これにより、年間配当予想は、1株当りにつき180円00銭となり、前期実績より、100円増配となる予想です。
配信元: 株探

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