高周波、今期経常を赤字拡大に下方修正

配信元:株探
投稿:2024/02/02 15:00
 日本高周波鋼業 <5476> [東証S] が2月2日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は10.9億円の赤字(前年同期は10.2億円の黒字)に転落した。
 併せて、通期の同損益を従来予想の2億円の赤字→13億円の赤字(前期は8.6億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の4.6億円の黒字→6.4億円の赤字(前年同期は2.6億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は4.3億円の赤字(前年同期は4.1億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の3.6%→-5.4%に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  特殊鋼部門の売上高は、工具鋼の海外市場低迷と特殊合金の半導体市場等での在庫調整により、3,000百万円の減少を見込んでおります。また、鋳鉄部門の売上高は、中国での産業機械の需要減少により、1,000百万円の減少を見込んでおります。 一方、コストダウンや固定費削減等に取り組んでおりますが、減収に伴い営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益はともに減益となる見込みです。 ※本業績予想数値は当社が発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因により、上記数値と大きく異なる場合がある旨、ご理解願います。
配信元: 株探

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