エスエムエス、10-12月期(3Q)経常は38％減益、未定だった今期配当は5円増配

　エス・エム・エス <2175> [東証Ｐ] が1月31日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.5％減の61.7億円に減り、通期計画の99.6億円に対する進捗率は62.0％となり、5年平均の62.6％とほぼ同水準だった。

　会社側が発表した第3四半期累計の実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比60.5％増の37.8億円に拡大する計算になる。

　同時に、従来未定としていた期末一括配当は20円(前期は15円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比38.1％減の3.9億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の4.3％→2.1％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社は、成長への投資を優先した上で、財務の状況を勘案し、配当の実施と金額を決定することを基本方針としております。　そのため、配当予想につきましては、2024年３月期決算の状況を見極めた上で判断すべく「未定」としておりましたが、利益還元としての株主配当を実施できる状況にあると判断いたしました。　2024年３月期の期末配当につきましては、１株につき前期より５円増配し20円といたします。