◆ ようやく「火消し発言」… - “142円半ば”へ反発
『現時点では利下げについて実際に話し合っていない(ウィリアムズNY連銀総裁)』
『2024年は計0.50%利下げを想定(ボスティック・アトランタ連銀総裁)』
「米早期利下げ観測」が進行する中、はいわゆる「火消し発言」が先週末は相次ぎました。
“同1.50%利下げ(年6回)”がすでに織り込まれていたマーケットとしては、“巻き戻し”が先行せざるを得ない状況となりました。
こうして米10年債利回りが“上昇(→3.97%)”に転じる中、ドル円は“142.466円”へと値を戻していきました。
◆ ただ日銀会合を控えているとあっては…?
一方で日銀会合を翌週に控えるスケジュール感の中、「緩和策修正(マイナス金利解除)」への思惑も燻り続けています。
このため“一足飛びの上昇”につながることはなく、上値を押さえられたままで先週末の取引を終えています。
その日銀会合を明日に控えて、本日はさらに不安定な揺れ動きとなる可能性が否めないところです。
植田日銀総裁のいわゆる「チャレンジング発言」を機に、欧米勢の間では「緩和策修正」への思惑は現在も根強いものがあります。
一方で国内勢は「来春の春闘を確認してから」との見方が強く、緩和策修正には否定的です。
このため結果次第では“大きく動意づく”可能性は否めないものの、その結果を確認するまでは…?
思惑が蠢いているだけに、“動意薄(膠着)”にはならないとは考えます。
ただ“一方向への動意”は抑制されると見られる以上、“神経質な揺れ動き”と見るのがやはり本日は妥当ということになりそうです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
145.132(11/13~12/14の38.2%戻し)
145.000(大台)
144.573(週足・一目均衡表基準線)
144.427(12/11~12/14の61.8%戻し)
144.221(日足・一目均衡表転換線)
143.958(-1σ、大台)
143.763(12/11~12/14の50%戻し)
143.685(ピボットハイブレイクアウト)
上値5:143.098(12/11~12/14の38.2%戻し、ピボット2ndレジスタンス、大台)
上値4:142.915(12/14高値)
上値3:142.640(ピボット1stレジスタンス)
上値2:142.573(200日移動平均線)
上値1:142.466(12/15高値)
前営業日終値:142.204
下値1:142.000(大台)
下値2:141.595(ピボット1stサポート)
下値3:141.421(12/15安値、-2σ)
下値4:141.259(月足・一目均衡表転換線)
下値5:140.945(12/14安値、ピボット2ndサポート、大台)
140.764(50週移動平均線)
140.683(7/31安値)
140.550(、ピボットローブレイクアウト)
140.000(大台)
139.887(20月移動平均線)
139.589(週足・一目均衡表先行スパン上限)
139.000(大台)
138.067(7/28安値、大台)
137.723(7/18安値、週足・一目均衡表先行スパン下限)
《10:45》
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