*14:35JST 天昇電 Research Memo(5):2024年3月期は65.3%の営業増益予想だが、上振れの可能性も
■今後の見通し
天昇電気工業<6776>の2024年3月期通期の業績は、売上高28,000百万円(前期比17.2%増)、営業利益1,000百万円(同65.3%増)、経常利益1,200百万円(同59.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益900百万円(同47.0%増)を予想しており、期初予想(営業利益800百万円)から上方修正された。主要顧客である大手自動車メーカーの生産は引き続き堅調に推移すると予想されること、米国での物流向け事業はさらに拡大が期待できることなどから増収増益が見込まれている。ただしこれらの予想では、下半期の業績はほぼ上半期並みとなっているが、実際には米国での事業は上半期以上の拡大が期待できる点を考慮すると、比較的固めの予想と思われ、通期でも上方修正の可能性はあると弊社では見ている。さらに通年の減価償却費は2,000百万円ほどの予想であることから、EBITDAは3,000百万円(前期比20.1%増)となる見込みだ。引き続きキャッシュ・フローの改善は続く見込みであり、この点は大いに注目する必要がありそうだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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天昇電気工業<6776>の2024年3月期通期の業績は、売上高28,000百万円(前期比17.2%増)、営業利益1,000百万円(同65.3%増)、経常利益1,200百万円(同59.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益900百万円(同47.0%増)を予想しており、期初予想(営業利益800百万円)から上方修正された。主要顧客である大手自動車メーカーの生産は引き続き堅調に推移すると予想されること、米国での物流向け事業はさらに拡大が期待できることなどから増収増益が見込まれている。ただしこれらの予想では、下半期の業績はほぼ上半期並みとなっているが、実際には米国での事業は上半期以上の拡大が期待できる点を考慮すると、比較的固めの予想と思われ、通期でも上方修正の可能性はあると弊社では見ている。さらに通年の減価償却費は2,000百万円ほどの予想であることから、EBITDAは3,000百万円(前期比20.1%増)となる見込みだ。引き続きキャッシュ・フローの改善は続く見込みであり、この点は大いに注目する必要がありそうだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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