*12:16JST Jトラスト Research Memo(6):2023年12月期は増配を予定し、株主優待も復活
■株主還元策
Jトラスト<8508>では、株主への適正な利益還元及び安定的な配当の維持を配当政策の基本としている。2021年12月期は、黒字転換したことで1株当たり期末配当1.0円への復配を実施した。2022年12月期は営業利益を継続したことから、成長フェーズに転換したことを踏まえて1株当たり期末配当10.0円への大幅増配を行った。さらに2023年12月期は、株主還元の充実を図るため配当性向を向上させ、通期14.0円(中間1.0円、期末13.0円)とする予定で、中間配当を復活している。
また、同社株を長期間保有してもらうために株主優待制度の復活も2023年2月に決議し、2023年3月末で100株以上保有の株主を対象に実施した。さらに2023年9月末を基準に、100株以上保有の株主を対象に、男性脱毛業界最大手の「メンズクリア」をはじめとした提携加盟店のエステ脱毛、ジムの優待券など合計120,000円分を贈呈した。500株保有の場合は、年間の株主優待は最大で合計202,000円となる魅力的な株主還元である。3ヶ年計画に基づき業績の改善・拡大を目指す一方で、株主還元の充実にも注力しており、株主重視の経営姿勢は評価できる。
同社では2023年12月期の業績予想を第2四半期決算時に上方修正したが、引き続き慎重な予想に留めていることで、決算は予想を上回って着地する可能性が高い。同社は2022年4月からの東証再編に伴い、スタンダード市場を選択した。ただ、Group Leaseとの裁判に勝訴することで同社に対するレピュテーションリスクが解消されており、成長戦略の着実な実行に伴い計画どおりに業績が飛躍的に改善すれば、プライム市場への昇格も視野に入ると弊社では期待している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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Jトラスト<8508>では、株主への適正な利益還元及び安定的な配当の維持を配当政策の基本としている。2021年12月期は、黒字転換したことで1株当たり期末配当1.0円への復配を実施した。2022年12月期は営業利益を継続したことから、成長フェーズに転換したことを踏まえて1株当たり期末配当10.0円への大幅増配を行った。さらに2023年12月期は、株主還元の充実を図るため配当性向を向上させ、通期14.0円(中間1.0円、期末13.0円)とする予定で、中間配当を復活している。
また、同社株を長期間保有してもらうために株主優待制度の復活も2023年2月に決議し、2023年3月末で100株以上保有の株主を対象に実施した。さらに2023年9月末を基準に、100株以上保有の株主を対象に、男性脱毛業界最大手の「メンズクリア」をはじめとした提携加盟店のエステ脱毛、ジムの優待券など合計120,000円分を贈呈した。500株保有の場合は、年間の株主優待は最大で合計202,000円となる魅力的な株主還元である。3ヶ年計画に基づき業績の改善・拡大を目指す一方で、株主還元の充実にも注力しており、株主重視の経営姿勢は評価できる。
同社では2023年12月期の業績予想を第2四半期決算時に上方修正したが、引き続き慎重な予想に留めていることで、決算は予想を上回って着地する可能性が高い。同社は2022年4月からの東証再編に伴い、スタンダード市場を選択した。ただ、Group Leaseとの裁判に勝訴することで同社に対するレピュテーションリスクが解消されており、成長戦略の着実な実行に伴い計画どおりに業績が飛躍的に改善すれば、プライム市場への昇格も視野に入ると弊社では期待している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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