フジックス、今期最終を一転黒字に上方修正

　フジックス <3600> [東証Ｓ] が11月10日大引け後(16:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結最終損益を従来予想の700万円の赤字→9700万円の黒字(前期は1億8800万円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。
　同時に、4-9月期(上期)の連結最終損益も従来予想の3200万円の黒字→1億1900万円の黒字(前年同期は1億1600万円の赤字)に3.7倍上方修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　第２四半期連結累計期間の売上高につきましては、ほぼ前回発表通りを予想しております。　また、利益面につきましては、営業損失及び経常利益は、いずれもほぼ前回発表通りと見込まれますが、上述の通り、中国子会社の清算手続き終了による子会社清算益を特別利益に計上したため、親会社株主に帰属する四半期純利益は前回発表よりも増加する見込みとなりました。　一方、通期の売上高につきましては、第２四半期以降は、衣料用縫い糸の受注も鈍化傾向で先行きが懸念される状況となり、中国の販売子会社の回復遅れも予想されるため、前回発表を若干下回る見込みとなりました。　利益面につきましては、原材料価格の高止まりや国内外の工場の稼働が伸び悩むことが予想されるものの、第２四半期連結累計期間までの影響を受け、営業損失及び経常利益は、ほぼ前回発表通りとなりました。　また上述の通り、中国子会社の清算手続き終了による子会社清算益を特別利益に計上したため、親会社株主に帰属する当期純利益は前回発表よりも増加する見込みとなりました。（注）業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって異なる場合があります。