◆ 今度は“円売り”… - “151円回復”
週初から続いた“ドル買い(戻し)”は、昨日欧州タイムにて終了しました。
ただ今度は“円売り”が持ち込まれる格好となり、NYタイム以降はクロス円が“軒並み上昇”といった動きを見せています。
この影響にてユーロ円は“2008年8月以来の高値(161.731円)”をつける中、ドル円は“151.058円”へと駆け上りました。
◆ 上抜けで期待は高まるばかり…
「米利上げ局面終了」との思惑は根強いものの、「日米金利格差」は如何ともしがたいものがあります。
このため米10年債利回りは“さらに低下(→4.49%)”したものの、いわゆる「円キャリートレード」が持ち込まれた格好といえます。
「米追加利上げの必要性」を指摘する発言がFRB高官から相次いでいることも、ドル円の下値を支えている印象が強いといえます。
こうして“重要な上値メド(11/2高値:150.923円)”を上抜いたことで、“さらなる上値模索”への思惑は高まるばかりです。
◆ 「円買い介入」の懸念が控えているが…?
もっともここから先は「円買い介入」の懸念が控えているだけに、一足飛びに行けるかどうか…?
それでも次なる上値メドと見られるのは“11/1高値(151.647円)”であり、“年初来高値(10/31高値:151.707円)”はすぐそこといった状況でもあります。
“上値の重さ”が意識されやすく、場合によっては“利益確定売り”を想定せざるを得なくなるかもしれませんが、それでも“円先安観”は高水準で維持される展開を想定したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
153.300(90/6/29高値)
153.000(大台)
152.300(90/7/6高値)
152.044(ピボットハイブレイクアウト、大台)
151.952(22/10/21高値)
151.707(10/31高値《年初来高値》)
上値5:151.647(11/1高値)
上値4:151.551(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:151.376(+2σ)
上値2:151.265(ピボット1stレジスタンス)
上値1:151.058(11/8高値)
前営業日終値:150.979(大台)
下値1:150.804(+1σ)
下値2:150.406(ピボット1stサポート)
下値3:150.279(11/8安値、日足・一目均衡表転換線)
下値4:150.333(11/3~11/8の38.2%押し)
下値5:150.109(11/3~11/8の50%押し、20日移動平均線)
150.000(大台、ピボット2ndサポート)
149.920(11/7安値、日足・一目均衡表基準線、11/3~11/8の61.8%押し)
149.707(ピボットローブレイクアウト)
149.463(-1σ)
149.273(11/6安値)
149.160(11/3安値)
149.004(10/31安値、50日移動平均線、大台)
148.931(9/1~10/31の38.2%押し)
148.795(10/30安値、-2σ、週足・一目均衡表転換線)
《10:40》
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