空港施設、今期経常を一転26%増益に上方修正

配信元:株探
投稿:2023/10/26 15:00
 空港施設 <8864> [東証P] が10月26日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比14.2%増の19.4億円に伸び、従来の27.8%減益予想から一転して増益で着地。
 併せて、通期の同利益を従来予想の19.8億円→26.6億円(前期は21.2億円)に34.3%上方修正し、一転して25.6%増益見通しとなった。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比71.3%増の7.2億円に拡大する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比13.1%増の8.5億円に伸びたが、売上営業利益率は前年同期の12.3%→12.1%に低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 1. 第2四半期業績予想の差異の理由 コロナ禍からの経済活動の正常化が進んだことによる航空需要の回復に伴う、給排水事業の売上増があったことや、費用面において、電気・ガス料の単価が当初の想定よりも低い水準で推移したこと、修繕工事の一部が下期へ移行したこと等により、営業利益、経常利益、四半期純利益が、前回予想を上回る結果となりました。 2. 通期業績予想の修正の理由 重点施策のひとつに掲げているノンアセット業務への積極的な取組みによる賃料収入の増加や航空需要の回復に伴う給排水事業の売上増を見込む一方、熱供給事業では従量料金の基礎となる原材料費(電気・ガスの想定単価)を精査し、従量料金単価減に伴う売上減を予想に織り込みました。結果、連結売上高は前回予想と同じ水準となりました。 一方、費用面については、経費節減に努めているほか、電気・ガス料の単価が当初の想定よりも低い水準で推移していること、修繕工事や諸経費の一部が来期以降にずれ込むものが生じたため、これらの要因を売上原価や販管費の減少に見込みました。 その結果、通期業績予想の営業利益、経常利益、当期純利益は、前回予想を上回る見通しとなりました。3. 2024年3月期 期末配当予想について  上記のとおり、業績予想の上方修正をいたしますが、物価上昇や世界経済等の先行き不透明感から、今後の事業環境の変化については予断を許さない状況と考えているため、2024年3月期の年間配当14円(うち中間配当7円、期末配当7円)については、変更する予定はありません。  (注)本資料に記載されている業績等の予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により予想数値とは異なる場合があることにご留意下さい。
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