◆ いわゆる“高止まり”… - “149円後半”
“2007年10月以来(4.70%台)”へと米10年債利回りが上昇する中、またしても昨日は“ドル買い”が目立ちました。
特に対ユーロでの動きが目立ち、ユーロドルは“1.04半ば”へと押し下げられています。
一方でドル円は“150円の大台”を前に足踏みに徹しています。
しかし“値を落とす”には至っておらず、いわゆる“高止まり”となって、昨日の取引を終えています。
◆ “ドル買い”は如何ともしがたい…
昨日発表の米ISM製造業景況指数は、“11ヶ月連続の50割れ(49.0)”となったものの、“事前予想(47.7)”を大きく上回りました。
またボウマンFRB理事は『さらに複数回の利上げが必要』と発言し、バーFRB副議長は『いつまで高水準を保つかが重要』との見解を示しました。
いずれも“タカ派寄り”と捉えられやすい内容であり、その意味では“ドル買い”の波はしばらく止みそうにありません。
そうなるとドル円の上値を押さえ込む要因としては、やはり「円買い介入」くらいしか見当たらないということになります。
ただ“過度or急激な動き”と言い切れない現状では、「レートチェック」でも入らない限り“崩れる”といった展開は期待しづらい…?
◆ それでも“投機的”と捉えられないようにするには…?
オーダー状況を見ると、引き続き“150円手前(149.80-150.00円)”にはびっしりとドル売りオーダーが並んでいると聞き及びます。
そして政府・日銀のお膝元である東京タイムで仕掛けるのは、やはり“投機的”と捉えられてもおかしくない…?
“上値トライ”は致し方ないとは見ますが、まだ“上値メド”としては機能し続ける…。
もう少し時間がかかると見ておくべきかもしれません。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
153.000(大台)
152.300(90/7/6高値)
上値5:151.952(22/10/21高値、大台)
上値4:151.000(大台)
上値3:150.530(ピボットハイブレイクアウト)
上値2:150.166(+2σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値1:150.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:149.856
下値1:149.526(ピボット1stサポート)
下値2:149.368(10/2安値)
下値3:149.191(+1σ、ピボット2ndサポート)
下値4:149.000(大台、ピボットローブレイクアウト)
下値5:148.896(9/21~10/2の38.2%押し)
148.600(日足・一目均衡表転換線、9/21~10/2の50%押し)
148.520(9/29安値)
148.352(9/11~10/2の38.2%押し)
148.238(9/25安値、20日移動平均線、9/21~10/2の61.8%押し)
148.000(大台)
147.883(9/11~10/2の50%押し)
147.796(9/1~10/2の38.2%押し)
147.494(9/22安値、9/11~10/2の61.8%押し)
147.321(9/21安値)
147.240(-1σ)
147.156(9/1~10/2の50%押し、日足・一目均衡表基準線)
147.001(9/13-14安値、大台)
《10:40》
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