粧美堂、今期経常を11%上方修正、配当も2円増額

配信元:株探
投稿:2023/09/15 14:30
 粧美堂 <7819> [東証P] が9月15日後場(14:30)に業績・配当修正を発表。23年9月期の連結経常利益を従来予想の8億2000万円→9億1000万円(前期は6億1600万円)に11.0%上方修正し、増益率が33.1%増→47.7%増に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の4億9000万円→4億3000万円(前期は5億1100万円)に12.2%下方修正し、減益率が4.1%減→15.9%減に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3億3800万円→4億2800万円(前年同期は8700万円)に26.6%増額し、増益率が3.9倍→4.9倍に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の15円→17円(前期は10円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2023年9月期通期の連結業績につきまして、戦略的に進めてきた重点販売先営業強化による均一ショップ及びディスカウントストア向けのOEMに加え、キャラクターコスメを中心とした自社企画商品の販売が想定以上に好調に推移しており、売上高、営業利益、経常利益に関して前回2023年8月10日上方修正した予想をさらに上回る見込みです。 また最近の中国における事業の経過や中国市場における当社事業の将来性を慎重に検討した結果、現地における販売事業を縮小する一方、好調で成長性が見込める国内事業に当社の経営資源を集中することと致します。中国事業の縮小に伴う特別損失を1億円程度計上する見込みとなっており、親会社株主に帰属する当期純利益については前回予想を下回る見込みです。

  当社は、経営基盤の充実と財務体質の強化を通じて企業価値の向上を図るとともに、今後の事業拡大に備えるため必要な内部留保を確保しつつ、株主の皆様に対する積極的かつ安定的な利益還元を経営の重要な政策と位置付けており、利益の状況や将来の事業展開などを勘案しながら、安定的かつ継続的な配当を行うことを基本方針としております。 上記方針に基づき、2023年9月期の配当予想は2023年5月12日に中間配当金の実施金額を一株当たり5円00銭、期末配当金の予想金額を一株当たり10円00銭と前回公表しておりましたが、「1.業績予想の修正について」を踏まえて、期末配当金の予想金額を1株当たり12円00銭に増額いたします。(注)上記の業績予想は、本資料の発表日現在における情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により上記数値と異なる場合があります。
配信元: 株探

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