Tesera、西陣織の老舗・細尾と協業 京都のHOSOO GALLERYで茶室 織庵(おりあん)を公開

配信元:PR TIMES
投稿:2023/09/14 14:47

株式会社Tesera(本社:石川県金沢市/代表取締役社長:内田武彦、以下Tesera)は、京都西陣織の老舗である株式会社 細尾(本社:京都市中京区/代表取締役社長:細尾真孝、以下HOSOO)と協業し、茶室 織庵を制作しました。織庵は京都「HOSOO GALLERY」で公開されています。
(C)️ Hosoo Co.,Ltd. all rights reserved.
織庵はHOSOO GALLERYでのリサーチシリーズ「Texture from Textile」による織物を題材に空間を捉え直す実践的な取り組みの流れを汲んで作られた、織物で内外を仕切る茶室です。茶の湯文化の現代表現を模索する「茶美会」を主宰する伊住禮次朗氏の協力のもと、建築家・周防貴之氏が設計しました。この茶室の骨格を構成するフレームがTeseraで開発するモジュールシステム「Tesera」です。

Teseraは日本の伝統建築や意匠の在り方にインスピレーションを受け、現代の文脈に置き換え生み出されました。様々なサイズのモジュールフレームとパネルの組み合わせにより用途に応じて形を変えることができる特性は、障子や襖といった間仕切りの文化を備える日本の伝統建築の在り方と相通ずるものがあります。
細いながらも強度を確保できる特許を取得した独自の構造と、モジュールフレーム(幅:450mm、675mm、900mm、高さ:175mm、250mm、350mm)の組み合わせにより、連結型シェルフや耐荷重が求められるベンチといった家具に展開できるほか、床(とこ)を設けた茶室や水屋のような空間も形作ることができます。解体し再度組み上げることで、組み立て式の茶室として移設することも可能です。
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フレーム素材は加工しやすくリサイクル効率が高いアルミニウムを使用し、伝統建築の建具のように空間のなかで調和するように成形しました。外形は20mmと細く、面取り加工を施したような角を持ち、粉体塗装によりマットな質感に仕上げています。

織物は障子から着想を得てデザインされ、オランダのテキスタイルデザイナー、メイ・エンゲルギール氏とHOSOOの協業のなかで誕生した新作テキスタイルコレクション「Shoji Fabrics」です。
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織庵はHOSOO GALLERYで10月15日(日)まで開催される企画展「Texture from Textile Vol.3 茶室 織庵」で公開されます。

■Texture from Textile Vol.3 茶室 織庵
会期:2023年9月8日(金)~ 10月15日(日)
会場:HOSOO GALLERY(京都府京都市中京区柿本町412 HOSOO FLAGSHIP STORE 2F)
Tel:075-221-8888 
会館時間:10:30 - 18:00 ※入場は閉館の15分前まで 
入場料:無料
※週末限定(金・土・日)にて織庵内での茶席を用意(要予約)
URL:https://www.hosoogallery.jp

■関連情報
Tesera
「サステナビリティ」「フレキシビリティ」「ミニマルデザイン」の特徴を備え、用途・空間に応じて拡張縮小を可能にする柔軟性を実現したモジュールシステムです。Tesera誕生の地である石川県金沢市の伝統的なライフスタイルからインスピレーションを受け、現代の文脈で再構成し生み出されました。拡張も縮小も自由に行えるフレキシブルさと、使い続けて傷んだ部分を差し替えることで永続的に使用できるサステナブルさが評価され、2021年度グッドデザイン賞を受賞しました。独自構造のフレームは特許を取得しています。

株式会社 細尾
細尾は元禄元年(1688年)、京都西陣において大寺院御用達の織屋として創業しました。京都の先染め織物である西陣織は1200年前より貴族をはじめ、武士階級、さらには裕福な町人達の圧倒的な支持を受けて育まれてきました。細尾は今、「帯」や「きもの」といった伝統的な西陣織の技術を継承しながら、革新的な技術とタイムレスなデザイン感性を加えることによって、唯一無二のテキスタイルを生み出し、国内外のラグジュアリーマーケットに向けて展開しています。

周防貴之
建築家。2006年に慶應義塾大学大学院理工学研究科を修了後、妹島和世建築設計事務所・SANAAを経 て、2015年にSUOを設立。建築設計を中心に活動し、アーティストや様々な作家との協働による建築 プロジェクトも手掛けています。現代アートの展覧会の展示構成としても、Chim↑Pom「ハッピースプ リング」展(~2022.5, 森美術館)など大型インスタレーションも多く手掛け、主な建築作品として、 れいがん茶屋(2021, 香川県)、高松市屋島山上交流拠点施設「やしまーる」(2022, 香川県)、大阪・ 関西万博シグネチャーパビリオン河瀬直美館(2025予定, 大阪府)があります。
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