＜動意株・２５日＞（前引け）＝アクセルＭ、ＥＤＰ、アテクト

　アクセルマーク<3624.T>＝急伸。２４日の取引終了後、トレーディングカードの買い取り・販売を行うエイチ・エム・ワイ（東京都千代田区）と業務提携し、トレーディングカード（トレカ）事業を９月をメドに開始すると発表しており材料視されている。これまでゲーム事業で培ったエンターテインメント分野のノウハウ及び広告事業で培ったデジタルマーケティングの強みや技術開発力を生かし、広告事業以外での収益事業を創出するのが狙い。まずは全国に設置されているトレカ横丁ブランドで展開されているトレカ自販機によるオリジナルパック販売事業に関して共同運営を行うほか、今後のリアルな店舗展開も図る予定。更にオンライン上でのトレカの買い取り・販売事業も展開する予定としている。

　イーディーピー<7794.T>＝切り返し急。同社は人工ダイヤモンドの原料となる種結晶の製造販売を行っているが、２４日取引終了後、新製品として従来の形状を上回る大型のダイヤモンド単結晶を開発し同日発売することを発表した。これを材料視する形で足もと投資マネーが流入する格好となっている。大型化が進む人工ダイヤモンド宝石製作用の種結晶やデバイス関連研究向け基板を発売することで、今後の業績への貢献を見込んだ買いを誘導している。

　アテクト<4241.T>＝ストップ高。今週２２日にストップ高人気に買われた後、前日まで２営業日調整を入れていたが、きょうは改めて買い直されている。半導体など電子機器デバイスの実装や保護に使われるスペーサーテープで世界シェア７０％と断トツのシェアを誇る。同製品はパーティクル対策でも強みを発揮しＦＰＤ（フラットパネルディスプレー）などモニターの高画質などにも貢献している。米エヌビディア＜NVDA＞の好決算を受けて半導体関連の中小型株にも水準訂正狙いの買いが入るなか、半導体関連のグローバルニッチトップ企業である同社株にも見直しの動きが強まっている。

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出所：MINKABU PRESS