◆ “巻き戻し”主体 - “146円半ば”へ
米欧の国債利回りが上昇したことを背景に、昨日は“金利選好志向”が強まりました。
このため先週末の“リスク回避志向”から一変し、“円売り(戻し)”が活発化しました。
こうしてドル円は“146.399円”へと押し戻されていきましたが、一方で“年初来高値(17日146.547円)”に届いていないのが実状といえます。
このため“下値の堅さ”は顕著ではあるものの、“上値の重さ”も引きずったまま、昨日の取引を終えています。
◆ それでも“新たな円売り”はすでに構築済…?
何といっても今週の注目は「ジャクソンホール会議(パウエルFRB議長講演)」となりますので、それまでは“様子見ムード”が漂いやすいと見るのが自然です。
ただ「米金融引き締め長期化」を示唆する米経済指標が直近は相次いでいますので、“タカ派発言”への思惑が台頭しやすくなっているのは事実です。
そうした中、昨日指摘した“解消された円売り”は改めて構築されたと見られますので、ここからさらにとなると…?
“2007年11月以来(→4.35%)”が意識されている米10年債利回りですが、次なるターゲットと見られるのは“2007年11月1日高値(4.50%)”とまだ先です。
それだけ“上値余地あり”と見ることは可能ということになりますが、目先に関しては“先は長い”と見ておくのが妥当…?
ここからの“さらなる上値追い”に関しては、一旦控えておきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
148.441(22/11/3-4高値)
148.000(大台、ピボットハイブレイクアウト)
147.815(+2σ)
147.574(22/11/7高値)
147.186(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:146.937(22/11/8高値、大台)
上値4:146.789(22/11/9高値)
上値3:146.715(ピボット1stレジスタンス)
上値2:146.581(22/11/10高値、8/17高値《年初来高値》)
上値1:146.404(8/16高値、8/21高値)
前営業日終値:146.245
下値1:146.000(大台)
下値2:145.836(8/18~8/21の38.2%押し)
下値3:145.662(8/18~8/21の50%押し、+1σ)
下値4:145.488(8/18~8/21の61.8%押し、ピボット1stサポート)
下値5:145.142(8/21安値)
145.000(大台)
144.925(8/18安値、日足・一目均衡表転換線)
144.637(8/14安値、8/7~8/17の38.2%押し、ピボット2ndサポート)
144.359(8/11安値)
144.201(ピボットローブレイクアウト)
144.030(8/7~8/17の50%押し、大台)
《10:55》
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