◆ “年初来高値更新”も、“ストップロス”は絡まず… - 一時“145円後半”
「米利上げ長期化」を示唆する経済指標が相次ぐ中、「日銀金融政策正常化」への道のりが遠いとの見方が一般的です。
このため「金利格差拡大」を背景にした“円売り”が進行しやすくなっており、昨日はドル・ユーロ・ポンド・スイスフランが“年初来高値(円から見ると年初来安値)”を更新しました。
一方、米・欧株式は下落していますので、“リスク回避→円買い戻し”も並行しているのが実状です。
このため“一方向への動意”にはつながっておらず、“145.858円”へと上値を伸ばしたドル円は、終値ベースでは“前日比ほぼ変わらず”へ押し戻されました。
◆ 「ここを越えると」といった思惑は立つだろうが…?
当該水準は“昨年9/22の円買い介入ポイント(145.80-85円)”に当たるだけに、ここを明確に突破すると“ストップロス”を絡める可能性が否めないところです。
ただ連日の記載になりますが、「提灯がつかない」という流動性低下時には、「“仕掛け的な動き”は想定しづらい」と見るのが自然です。
「介入ラインを探る(肝試し相場?)」の様相も見られる中、“もう一段の上値追い”への期待は高そうに思えますが、引き続き“もう少し時間がかかる”を前提としたいところです。
もう少し流動性が回帰するまでは…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
147.574(22/11/7高値)
147.000(大台)
146.937(22/11/8高値)
146.789(22/11/9高値)
146.684(ピボットハイブレイクアウト)
146.581(22/11/10高値)
上値5:146.505(+2σ)
上値4:146.271(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:146.117(22/10/21~23/1/13の76.4%戻し)
上値2:146.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値1:145.858(8/15高値《年初来高値》)
前営業日終値:145.589
下値1:145.176(ピボット1stサポート)
下値2:145.104
下値3:145.000(大台)
下値4:144.833(8/7~8/15の23.6%押し、ピボット2ndサポート)
下値5:144.637(8/14安値)
144.546(+1σ)
144.359(8/11安値、ピボットローブレイクアウト)
144.198(8/7~8/15の38.2%押し)
144.000(大台)
143.686(8/7~8/15の50%押し、日足・一目均衡表転換線)
《10:35》
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