日本ペHD、今期最終を12%上方修正

配信元:株探
投稿:2023/08/10 15:30
 日本ペイントホールディングス <4612> [東証P] が8月10日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。23年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結最終利益は前年同期比2.3倍の608億円に急拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の980億円→1100億円(前期は794億円)に12.2%上方修正し、増益率が23.4%増→38.5%増に拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結最終利益は前年同期比6.4%減の491億円に減る計算になる。

 直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の連結最終利益は前年同期比2.6倍の355億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の6.0%→13.5%に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  売上収益につきましては、アジアの建築用を中心とした販売数量の増加や市場シェアの向上に加え、為替が期初想定レートと比較して円安に推移したことが貢献しました。また、2023年7月5日に欧州塗料周辺製品メーカーN.P.T. s.r.l.社の株式取得が完了したことによる新規連結効果を見込んでいます。 利益項目につきましては、販売数量の成長による増収効果や原材料費率の低下、円安効果などにより利益を押上げる見通しです。 これらの要因を踏まえた結果、通期の売上収益、営業利益、税引前利益、親会社の所有者に帰属する当期利益のいずれも前回発表予想を上回る見込みのため、上方修正いたします。
配信元: 株探

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