オーネックス、前期最終を一転37％増益に上方修正

　オーネックス <5987> [東証Ｓ] が8月7日大引け後(15:30)に業績修正を発表。23年6月期の連結最終利益を従来予想の1億2100万円→2億2100万円(前の期は1億6100万円)に82.6％上方修正し、一転して37.3％増益見通しとなった。ただ、通期の連結営業利益は従来予想の1億8000万円→7400万円(前の期は1億1300万円)に58.9％下方修正し、一転して34.5％減益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結最終利益も従来予想の7700万円→1億7700万円(前年同期は1億9000万円)に2.3倍増額し、減益率が59.5％減→6.8％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高については、主力取引業界である産業工作機械関連の受注は増加したものの、自動車関連、建設機械関連の受注は低調に推移し、また、営業利益では、売り上げの落ち込みやエネルギー価格などの高騰のため予想より下回る見込みとなりました。経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益については2023年７月４日に開示いたしました、「営業外収益の計上に関するお知らせ」のとおり貸倒引当金の再評価による収益があったことや本日（2023年８月７日）開示いたしました、「繰延税金資産の計上に関するお知らせ」のとおり繰延税金資産を計上したことにより、予想を上回る見込みとなりました。