◆ さらに深堀りする場面が見られたが… - 一時“137円前半”も持ち直す
予想を下回る「中国GDP」を背景に、先週末は“リスク回避→円買い”と“利回り低下→ドル売り”が並立しました。
この影響にて東京タイム序盤にかけて、ドル円は“137.240円”へとさらに下値を拡大する場面が見られました。
一方でその後は“利益確定買い(戻し)”が優勢となる中、「強めの米経済指標」が重なりました。
こうして“巻き戻し”が台頭する中、週明けの17日NYタイム序盤には“139.408円”へ反発する場面を見せています。
もっともその後は再び“上値の重さ”が目立っており、実質的には“138円半ば~後半”を中心とした揺れ動きに終始しているのが実状といえます。
◆ 米金融政策を巡っては“割れている”が実際のところ…?
先週央に発表された米経済指標にて“インフレ鈍化”が示唆されたことから、「米利上げ長期化観測後退」を背景にして積み上がっていた“ドル買い(円売り)”の調整につながりました。
一方で週末には“景況感・雇用の底堅さ”を示す米経済指標が相次いだことで、米金融政策を巡る思惑は“定まっていない”と見るのが自然ということになります。
このため調整に関しては“一服”と見るのが妥当なところであり、その意味では“さらなる下値追い”に関しては減退したといえそうです。
一方で本日は「米小売売上高/鉱工業生産」が予定されていますので、その結果次第ではまたぞろ思惑が動き出してもおかしくない…?
もっとも本番は来週の「FOMC」そして「日銀会合」と見られるだけに、その行方を見定めるには“少々時間がかかる”と見るのが妥当なところでもあります。
そうなるとテクニカル中心にて“揺れ動き”はしても、“一方向への動意”は限定される…?
◆ 日銀に関する新情報には注意が必要だが…!?
「日銀会合」に関しては“ブラックアウト期間”にまだ入っていませんので、こちらに関して新たな情報が流れる可能性は否定できません。
しかしそうでなければ、基本的に“揺れ動き”、しかしながら“方向感定まらず”と見たいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
141.461(7/11高値)
141.155(6/30~7/14の50%戻し、日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線)
140.943(日足・一目均衡表転換線、大台)
140.817(ピボットハイブレイクアウト)
140.360(7/12高値)
140.231(6/30~7/14の38.2%戻し、50日移動平均線)
140.113(ピボット2ndレジスタンス)
140.000(大台)
上値5:139.755(-1σ)
上値4:139.408(7/17高値、ピボット1stレジスタンス)
上値3:139.217(7/17高値後の76.4%戻し)
上値2:139.098(7/17高値後の61.8%戻し)
上値1:139.003(大台、7/17高値後の50%戻し)
前営業日終値:138.706
下値1:138.580(7/14~7/17の38.2%押し)
下値2:138.385(日足・一目均衡表先行スパン上限、7/14~7/17の50%押し)
下値3:138.000(7/17安値、月足・一目均衡表転換線、7/14~7/17の61.8%押し、ピボット1stサポート、大台)
下値4:137.752(7/14~7/17の76.4%押し)
下値5:137.615(50週移動平均線)
137.240(7/14安値、20週移動平均線、ピボット2ndサポート)
137.028(200日/100日移動平均線、大台)
136.574(週足・一目均衡表先行スパン上限/基準線、ピボットローブレイクアウト)
136.296(5/17安値)
136.000(大台)
135.757(日足・一目均衡表先行スパン下限)
135.615(5/16安値)
《11:25》
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