◆ さらに深堀り… - 一時“138円前半”
注目の米CPIでは、あらためて「インフレ鈍化」が示唆されました。
総合・コア共に“事前予想を下回った”ことで、「年内2回利上げ」との思惑がさらに後退したからです。
こうして「7月0.25%利上げ」こそ覆らなかったものの、米国債利回りは“急低下”となり、そして為替では“ドル全面安”が進行しました。
“139円割れ”を何とか回避していたドル円でしたが、発表直後に“割り込む”と、NYタイム中盤には“138.154円”へとさらに下値を拡大するに至っています。
◆ 「ダブルボトム」を形成する可能性は…?
“6/1安値(138.418円)”を割り込んだことで、テクニカル的には“底割れ”ということになります。
そうなると“もう一段の下値追い”を警戒せざるを得ず、当然「楽観は禁物」ということになります。
ただ「スピード違反(下落往き過ぎ感)」に対する意識が見え隠れする中、昨日は当該水準に展開する“日足・一目均衡表の雲上限(本日は138.437円)”で何とか下げ止まったといえなくもありません。
そうなると「ダブルボトム」を形成する可能性はゼロではなく、“買い戻し”への期待も残ると見られます。
◆ ポイントは「ウォラーFRB理事講演」…!?
こうした中、本日は「ウォラーFRB理事講演」が予定されています。
昨日の米CPIにて「米国材料は一服」「次の材料は日銀」との声も聞かれますが、“タカ派”として知られる同氏の発言次第では…?
本日に関しても、“もう一波乱(一動き)”あると見ておくべきでしょう。
もっとも仮に反発したとしても、“底打ち”ではなく、あくまで“ポジション調整の一環”と見るべきでしょうが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
142.427(6/30~7/12の61.8%戻し)
142.081(ピボットハイブレイクアウト)
142.000(大台)
141.571(日足・一目均衡表基準線、6/30~7/12の50%戻し)
141.461(7/11高値、日足・一目均衡表転換線)
141.220(ピボット2ndレジスタンス)
141.000(大台)
140.796(6/30~7/12の38.2%戻し)
140.592(-1σ)
140.360(7/12高値、週足・一目均衡表転換線)
140.081(50日移動平均線)
上値5:140.000(大台)
上値4:139.875(ピボット1stレジスタンス)
上値3:139.786(6/30~7/12の23.6%戻し)
上値2:139.000(大台)
上値1:138.607(-2σ)
前営業日終値:138.529
下値1:138.437(日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値2:138.154(7/12安値)
下値3:138.020(月足・一目均衡表転換線、大台)
下値4:137.911(5/4~6/30の61.8%押し)
下値5:137.669(ピボット1stサポート)
137.537(50週移動平均線)
137.429(5/19-22安値)
137.284(5/18安値)
137.155(週足・一目均衡表先行スパン上限、200日移動平均線)
137.000(大台、20週移動平均線)
136.808(ピボット2ndサポート)
136.296(5/17安値)
136.148(週足・一目均衡表基準線)
136.000(大台)
135.615(5/16安値、日足・一目均衡表先行スパン下限)
《11:05》
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